2001 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者(80歳)の口腔領域に由来する全身健康促進因子の研究
Project/Area Number |
10557200
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Research Institution | National Institute of Infections Diseases |
Principal Investigator |
花田 信弘 国立感染症研究所, 口腔科学部, 部長 (70180916)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 大輔 岩手医科大学, 歯学部, 助教授 (90146085)
米満 正美 岩手医科大学, 歯学部, 研究 (80092451)
江藤 亜紀子 国立感染症研究所, 口腔科学部, 研究員 (50291125)
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Keywords | う蝕 / 歯周病 / 肺炎 / 連鎖球菌 / 唾液 |
Research Abstract |
本研究は、長寿をもたらす健康促進因子と生活習慣を明らかにすることを目的とし、80歳の人を対象に、主に口腔領域に由来する生体機能分子について解析を行っている。研究代表者(花田)と研究分担者(米満、稲葉)は8020(80歳時において自分の歯を20本維持すること)を達成した80歳老人が実際に対照群よりも身体機能が優れているのかどうか、歯や口腔領域に由来する全身健康促進因子が実際に存在するのか否かを検証するため、高齢者の口腔と全身の軒昂診査、微生物学検査と生活習慣に全般に関する調査を行ってきた。この高齢者の断面調査の際に得た資料、採取した血液や口腔由来の試料の再分析を行い、同じ調査対象者の追跡調査を行い、口腔領域に由来する全身健康促進因子や全身健康を促進する生活習慣について、主に統計解析と生化学解析の2方向から解明を試みた。 1)全身健康促進因子に関する統計解析 前年度までの8020者の調査から得られた資料の統計解析をさらに進め、統括した。 2)全身健康促進因子に関する生化学解析 昨年度までの成果を基に、全身の健康に影響を与えると考えられる口腔領域由来の因子について、主に唾液サンプルを用いて同定、定量を試みた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Tada A, Hanada N, Tanzawa H.: "The relation between tube feeding and psendonouas aeruginous detection in the oval cavity"A. Biol. Sci. Med. Sci.. 57. 71-72 (2002)
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[Publications] Salam, M.A., Senpuku, H., Nomura, Y., Matin, K., Miyazaki, H., Hanada, N.: "Isolation of opportunistic pathogens in dental plaque, saliva and tonsil samples from elderly"Jpn. J. Infect Dis.. 54. 193-195 (2001)
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[Publications] Murata T, Miyazaki H, Senpuku H, Hanada N.: "Periodontitis and Serum Interleukin-6 Levels in the elderly"Jpn. J. Infect Dis.. 54. 69-71 (2001)