2000 Fiscal Year Annual Research Report
生物・環境教育教材として使用可能な脊椎動物由来の培養細胞キットの開発
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10558010
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Research Institution | TOKYO UNIVERSITY OF FISHERIES |
Principal Investigator |
羽曽部 正豪 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (10218464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 忠佳 大日本製薬(株), 学術部, 研究員
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Keywords | 魚類細胞 / 細胞キット / 教育教材 / 生物教育 / 理科教育 / 教材教育 |
Research Abstract |
1)前年度において開発した簡便培養法「ALPS培養法」(詳細は論文参照:化学と生物,vol.37No.8,p547-551 1999年)における細胞の性状(増殖と低温保存など)を検討した。その結果、4℃で保存した細胞は最低1ヶ月間安定して維持される事が明らかになった。また利用者の利便性に大きく貢献する結果となった。 2)ALPS培養CHSE-sp細胞を用いて、高校「生物」との関連から、教材として利用可能なアプリケーション例を検討した。高校レベルで実用可能な実験例として、生細胞の動的挙動の観察、基質認識実験、分裂期細胞の染色標本作製などの方法を明らかにした。これらについては、H13年1月に行われた日本生物教育学会(奈良教育大)で口頭発表した(発表題目:生物教材としての培養細胞:魚類細胞によるアプローチ) 3)最終年度にあたる本年度は、同時に、教育教材としての実践調査並びに検討、同時に研究成果の公開として、下記のような講習会等(対象は高校生物教諭や生徒)行った。 <(1)平成12年度高等学校理科教育研修講座、主催:神奈川県立教育センター、課題名「動物細胞培養の方法とその利用法」>、<(2)平成12年度高等学校産業教育実習助手講習(水産高校助手講習会)、講義題「水産生物教育における培養細胞の利用法」>、<(3)「体験活動を重視した生物学習指導の工夫」研修会、主催:東京都立教育研究所、課題名:培養細胞から見る生命の連続性>、<(4)「ふれあいサイエンス2000」高校生のための公開実験、主催:日本学術振興会、課題名:本当に体は細胞からできている?-培養細胞学による生体の理解->。
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[Publications] 羽曽部正豪: "動物細胞工学ハンドブック(分担執筆)「浮遊培養系の魚類細胞とその大量・高密度培養」"朝倉書店(日本動物細胞工学会 編). 281-282 (2000)
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[Publications] 羽曽部正豪: "動物細胞工学ハンドブック(分担執筆)「誰でも使える動物細胞:魚類細胞の静置浮遊/低温培養」"朝倉書店(日本動物細胞工学会 編). 283-284 (2000)