1999 Fiscal Year Annual Research Report
身体性を考慮した保健室心身情報活用システムに関する開発研究
Project/Area Number |
10558017
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
柴若 光昭 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (90107467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出井 美智子 杏林大学, 保健学部, 教授 (70276202)
近藤 邦夫 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40095790)
衞藤 隆 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20143464)
市村 國夫 常磐短期大学, 生活科学科, 助教授 (20184632)
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Keywords | 健康情報活用システム / 保健室 / コンピュータ / 身体性 |
Research Abstract |
本年度は、3か年の2年度目に当たるが、「身体性を考慮した総合的保健室情報活用システム開発システム」の開発のため、以下の諸点を検討した。 (1)これまでの先行研究や既存の開発システムの検討 これまでに行われた保健室の活動の観察、学校保健情報活用ソフトなど既存の研究やシステムを検討し、今回のシステム設計に資することとした。 (2)学校保健ソフトによる保健室情報の収集と活用 研究代表者、分担者らが開発した学校保健ソフト「保健情報館」などを用いて、保健室情報を収集し、その活用やシステム上の問題点を検討した。 (3)学校における健康情報の流れや学校の健康情報システムについて現状と課題を明らかにするための質問紙による全国調査を実施することとした。この郵送法による養護教諭対象の調査は、現在実施中である。 (4)保健室の活動の観察 1999年12月から2000年2月にかけて、小学校、中学校、高等学校各1校の保健室において、それぞれ2日間の活動を2台のビデオカメラで撮影し、養護教諭の仕事を質的、量的に把握することを試みた。また、健康情報の流れという観点からも保健室の活動を分析する予定である。その分析は現在進行中である。
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