1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10558067
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
秋山 秀典 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (50126827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 正実 九州電力, 総合研究所, 主席研究員
勝木 淳 熊本大学, 工学部, 助教授 (80233758)
LISITSYN Igor 熊本大学, 工学部, 助教授 (70284734)
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Keywords | パルスパワー / プラズマ / 大気環境浄化 / 水環境浄化 / 高繰り返しパルスパワー |
Research Abstract |
昨年度製作したパルスパワー電源と大気環境浄化用プラズマ反応容器を用いて、排ガス処理に関する研究を行うとともに、水中大容量生成プラズマを用いて水環境浄化の研究を行った。得られた結果は下記のようである。 1.模擬ガスを用いた窒素酸化物と硫黄酸化物処理の実験を行い、100%近い処理が行えることが分かったパルスパワーのパルス幅を変化することにより、パルス幅が40ns程度で最大の処理効率が得られた。レーザ誘起蛍光法により、NOの時間的変化を測定した。 2.線対円筒電極間に水道水や蒸留水を入れて、出力電圧200kV、パルス幅1μsのパルスパワーを印加したところ、水中で直径8cm、長さ数十cmに渡って均一なストリーマ状放電を生成することに成功した。電極間隔を短くすると、ストリーマ状放電からアーク放電に転移する。電極間隔を広げると、ストリーマ状放電が電極に達することなく電極間隔のかなりの部分で放電が起こった。 3.水道水や蒸留水の代わりに汚泥を入れて、パルスパワーを印加したところ、水道水や蒸留水同様、均一なストリーマ状放電プラズマの生成に成功した。今後、汚泥処理を試みる予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] I. V. Lisitsyn: "Thermal Processesina Streamer Discharge in Water"IEEE Trans, on Dielectrics and Electrical Insulation. 6・3. 351-356 (1999)
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[Publications] I. V. Lisitsyn: "Streamer Discharge Reactor for Water Treatment by Pulsed Power"Review of Scientific Instruments. 70・8. 3457-3462 (1999)