2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10558067
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Research Institution | KUMAMOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
秋山 秀典 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (50126827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 正美 九州電力, 総合研究所, 主席研究員
浪平 隆男 熊本大学, 工学部, 助手 (40315289)
勝木 淳 熊本大学, 工学部, 助教授 (80233758)
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Keywords | パルスパワー / プラズマ / 大気環境浄化 / 水環境浄化 / 高繰り返しパルスパワー |
Research Abstract |
高繰り返しパルスパワー電源と大気環境浄化用プラズマ反応容器を用いて、排ガス処理に関する研究を行うとともに、水中大容量生成プラズマを用いて水環境浄化の研究を行った。得られた結果は下記のようである。 1.模擬ガスを用いた窒素酸化物と硫黄酸化物処理の実験を行なった.実ガスの模擬のため、フライアッシュを入れて、その効果を調べた.フライアッシュは排ガス処理に効果的であった.さらにアンモニアの排ガス処理への影響を調べた.これら得られた結果は、パルスパワーによる排ガス処理を実用化へ向けて大きく前進させる結果であった。 2.線対円筒電極間に水道水や蒸留水を入れて、出力電圧200kV、パルス幅1μsのパルスパワーを印加したところ、水中で長さ数十cmに渡って均一なストリーマ状放電プラズマを生成できた。水の導電率が水中放電プラズマにどのような影響を与えるかを調べたところ、ある導電率以下でのみ大容量放電プラズマを生成できた。この境となる導電率は湖沼や汚泥のそれより大きく、湖沼や汚泥の処理をすることが可能であることがわかった。 3.水中にマイクロバブルをいれてパルスパワーをかけると活性酸素やオゾンができ、水の脱色・脱臭が可能であることを見出した。 4.パルスパワーを用いたオゾン生成を行なった。従来より高効率(高濃度時)でオゾン生成に成功した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] W.J.M.Samaranayake: "Pulsed streamer discharge characteristics of ozone production in dry air"IEEE Transactions on Dielectrics and Electrical Insulation. 7・1. 254-260 (2000)
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[Publications] T.Namihira: "Improvement of NOX removal efficiency using short width pulsed power"IEEE Transactions on Plasma Science. 28・2. 434-442 (2000)
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[Publications] H,Abiyama: "Streamer discharge in liquids and their applications"IEEE Transactions on Dielectrics and Electrical Insulation. 7・5. 646-653 (2000)
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[Publications] R.Hackam: "Air pollution control by electrical discharge"IEEE Transactions on Dielectrics and Electrical Insulation. 7・5. 654-683 (2000)
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[Publications] W.J.M.Samaranayake: "Ozone production using pulsed dielectric barrier discharge in oxygen"IEEE Transaction on Dielectric and Electrical Insulation. 7・6. 849-854 (2000)