1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10610110
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山田 洋子 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20123341)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 義信 愛知淑徳大学, 文学部, 教授 (00036675)
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Keywords | 他界観 / 生涯発達心理学 / 国際比較 / たましい / イメージ / 描画 |
Research Abstract |
本研究は、イメージ描画法を用いて、現代日本青年の他界観の構造をフランス青年との比較において実証的に調べることを目的としている。本年度は、以下の研究を行った。 1.現代青年の他界観調査用紙のフランス語版と国際版の作成 日本で施行した調査用紙をフランス語に翻訳して、フランス語版を作成した。それに合わせて、今後の国際比較調査のために、国際版(英語版)と、アジア地域での比較のためのベトナム版を作成した。 2.他界観質問紙調査のフランスでの実施 上記調査をフランスの研究協力者(パリ第8大学Wallon,P氏およびMesman,C氏に依頼し、パリ第8大学およびパリ第4大学の学生234名(男52、女170、不明12)に実施し、回収した。 3.他界観質問調査 描画2の分析と理論モデル化 フランスの描画資料を縮小コピーし分類整理した。描画資料の結果をカテゴライズし、コンピュータに入れ、統計的に分析した。本年は、特に描画2の分析を次の観点から行った。(2)たましいの移行と往還に関して。2-1たましいの形(人間形、魂形、気体形)と変容。2-2たましいの往来パターン。2-3生まれ変わりの有無と種類など。全体をまとめて、文化表象としての「たましい」の形態変化モデルを提出した。 4.他界観と宗教観、民俗学など関連資料収集 5.国際比較に関する共同研究会の実施 2000年2月に京都大学で、国際比較にかかわる共同研究会を開催し、理論および分析方法を検討した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] やまだようこ,加藤義信: "「あの世」と「この世」の関係イメージ(12)文化表象としての「たましい」の形態変化モデル"日本発達心理学会第11回大会発表論文集. 293 (2000)
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[Publications] 加藤義信,やまだようこ: "「あの世」と「この世」の関係イメージ(13)日仏青年にみる「たましい」の形態変化の諸事例"日本発達心理学会第11回大会発表論文集. 294 (2000)
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[Publications] 戸田有一,やまだようこ,加藤義信,井上篤子: "「あの世」と「この世」の関係イメージ(14)イギリスにおける「たましい」の形と移行"日本発達心理学会第11回大会発表論文集. 295 (2000)
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[Publications] 伊藤哲司,やまだようこ: "「あの世」と「この世」の関係イメージ(15)ベトナムにおけるたましいの形と移行"日本発達心理学会第11回大会発表論文集. 296 (2000)