2000 Fiscal Year Annual Research Report
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10610225
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| Research Institution | Hirosaki University |
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Principal Investigator |
高嶋 一敏 弘前大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (40125448)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 昇治 弘前大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (50142089)
佐藤 三三 弘前大学, 教育学部, 教授 (00048597)
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| Keywords | 医療・保健 / 介護問題 / 高齢者教育 / 生涯学習 / 生涯発達 / 地域福祉 / 生活支援ネットワーク / ボランティア |
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| Research Abstract |
1、介護保険法の施行にともなう地域福祉の成立条件の変化を、これまで介護問題について住民に対する聞き取り調査等を実施してきた青森県の3町(深浦町・川内町・田子町)において調査した。その中で、介護保険法施行以前と比較して、地域住民からはホームヘルプやショーステイなどの介護サービス(施設の拡充を含めて)に対する新たな要望は格別急増してはいない、ということが明らかになった。このことは一面で法施行以前の段階で、地域福祉を推進する行政の対応が十分行き届いていたことを示すするものであると考えられる。しかし、他面では、介護サービスを受ける際に費用の一割を負担することが住民にとって大きな問題で、新たな介護サービス要求を抑制する要因として機能していることも考えられる。
2、同じ3町において、地域福祉・地域生涯学習の視点から、図書館などの社会教育施設等の利用状況委や社会教育・生涯学習の展開状況などを把握した。その中で、地域間で多少の差異はあるが、地域づくりの課題に行政が積極的であること、社会教育・生涯学習の方面からも介護問題を重要な地域課題として位置づけていること、ボランティアや地域のリーダー層育成が課題となっていること、等が明らかになった。
3、「少子高齢化」にともなう諸問題や介護問題に関する様々な文献の批判的検討を行った。中でも、高齢者教育について、国および地方自治体が展開している政策の動向について詳しく検討した。
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