1998 Fiscal Year Annual Research Report
重症心身障害児・者のライフステージに応じたQOLの評価と医療の役割に関する研究
Project/Area Number |
10610254
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
郷間 英世 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (40234968)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小谷 裕実 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10294266)
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Keywords | 重症心身障害児 / QOL / ライフステージ / ライフサイクル |
Research Abstract |
重症心身障害児・者のQOLを評価するために、1)重症心身障害児の両親へのインタビュー、2)QOLの構造の試案の作成、3)評価項目作成のためのアンケート調査をおこなった。 両親へのインタビューの内容は、重症心身障害児の自己表現や社会的役割、親にとって子どもを育てることの意味などであった。結果として、(1)重症心身障害児・者も自己のQOL(生活の質)について様々な方法で表現している。(2)社会的役割として、重症心身障害児・者も周囲人々に様々な影響を与えている。(3)障害児・者を育てたことを肯定的にとらえている親は少なくない、などを得た。 次いでそれらより、重症心身障害児のQOLの構造は、Subjective QOLとObjective QOLの2つに大きく分かれること、また、Objective QOLはさらにHealth relatedと他の部分に分けられることが考えられた。 これらの結果をもとに、Zeurich大学のSchinzel教授に研究計画のレビューを受けた。さらに現在、重症心身障害児のQOLの構造の詳細を明らかにするためのアンケート調査を行い、結果の分析中である。
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