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2000 Fiscal Year Annual Research Report

地理情報システムを用いた古墳時代社会の地域構造の研究

Research Project

Project/Area Number 10610396
Research InstitutionOKAYAMA UNIVERSITY

Principal Investigator

新納 泉  岡山大学, 文学部, 教授 (20172611)

Keywords地理情報システム / GIS / 古墳時代 / 地域構造 / データベース / プログラム / Perl / シミュレーション
Research Abstract

1 古墳時代の地形や土地条件について、PerlやPerl/Tkを用いた空間分析のためのプログラムの作成を進め、数値地図からほぼ自由に画像を作成できるようになった。このプログラムの一部は、すでに希望する研究者に提供しており、研究成果報告書の中でも公表した。
2 中国・四国地方を中心とする地域の前方後円墳のデータベースが完成し、地理情報システムと結びつけて、前方後円墳の分布を画像で表示できるようになった。
3 土地条件から集落の規模を推定する作業について、岡山県を中心に、古墳時代の集落モデルを作成し、地形や実際の古墳分布との相関関係を明らかにした。
4 岡山県上房郡北房町をモデルケースに作成した仮想的な集落について、交通や交流のモデルを作成し、人口増大・通婚・物資流通・文化伝達などのシミュレーションを行うための準備を進めた。
5 GTOPO30などの世界の標高データを用いて、ヨーロッパや東アジアの空間分析を行うことが可能となった。
6 以上を通じて、空間分析によって地域を表現できるようになり、他地域との比較も可能となって、古墳時代社会の研究手法を前進させることが可能となった。これは、地理情報システムを用いた古墳時代の研究としては、日本で最初の本格的成果である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 新納泉: "古墳の立地と環境"瀬戸内海. No.23. 36-39 (2000)

  • [Publications] 金田明大: "考古学研究のための地理情報システム"古今書院(未定). 220 (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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