1998 Fiscal Year Annual Research Report
医学英語論文における誤文の分類別データ分析-予測、防止のメカニズム-
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10610467
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
菱田 治子 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90199000)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大木 俊夫 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80070994)
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Research Abstract |
本年度の実施計画にしたがって医学論文,スピーチ原稿から採集した文法,語法上の誤りを品詞別に分類し,コンピュータに入力する作業を継続中である.入カの段階で疑義のあるものについては医学英語教育分野で経験の豊富なnative speakerと協議したり,OED(CD-ROM),COBUILD CORPUS(CD-ROM)の他,平成10生度科学研究補助金で購入したICAME(CORPUS),和英自然科学英語大辞典(CD-ROM)等で確認しながら作業を進めている.これまでの分類では,動詞の用法,特にTo-Infinitive,Gerund,That-Clauseなど補文の選択の誤り(e.g. ^*We detected that the hepatic jaundice)や受動態の使い方の誤り(^*those patients who were harvested their kidneys)などが目立つので,品詞別の分類か終了次第,動詞,形容詞など補文を伴うものはさらに細かく分類をして,誤用法の特徴とその原因を考察する予定である. 「医学英語を教える教材II」については,全国60大編医学部(医科大学)へのアンケート調査の結果知り得た教材を,総合教材(読解用編集教科書,オリジナル読み物),語彙に関する教材,会話に関する教材,医学専門論文作成用参考書に分類し,簡潔な解説を付して『医学教育』第29巻・第6号(1998年12月)に報告として掲載した.
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