1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10610505
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
松永 美穂 早稲田大学, 文学部, 助教授 (30199822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KOWALLIK Jut 筑波大学, 外国語センター, 講師
谷川 道子 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50038501)
村上 公子 富山国際大学, 人文学部, 助教授 (20239487)
広沢 絵里子 明治大学, 商学部, 助教授 (20277718)
大貫 敦子 学習院大学, 文学部, 教授 (70176957)
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Keywords | ジェンダー / 女性 / ドイツ / 20世紀 |
Research Abstract |
1998年度は7月に第1回目の会合を開いてそれぞれの研究分担の確認をし,資料収集を行った。1999年2月には立命館大学のジャクリーヌ・ベルント氏の講演会「ジェンダーの視点から見た日独マンガの比較」を企画・実施し,マンガを美術作品として見た場合の日独の手法の比較およびストーリーを分析した場合のそれぞれの特徴について討論を行った。また,関西ドイツ文化センター主催の「ジェンダー・スタディー」シンポジウムに参加し,ドイツ・フンボルト大学におけるジェンダー・スタディーコース設置後の状況と問題点についての報告を受け,ドイツ・韓国の研究者との交流を行った。また,3月6〜7日に第2回目の会合を開いて研究分担者からの中間報告を受けるとともに,ドイツでの最新の研究成果についてZeitschrift fur Germanistik(Nene Folge 1・1999)(Peter Lang社)に基づき,情報交換を行った。またこの会合には,1999年8月に九州産業大学で開催予定のアジア・ゲルマニスト大会のジェンダー・セクションで研究報告を行う予定の浜崎桂子・馬巣由美子両氏にも参加していただき,公演をうかがうとともに,1999年のアジア・ゲルマニスト大会,2000年のゲルマニスト世界大会のプログラム紹介を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 村上 公子: "Niedeilage und Demokratiegrundung" 富山国際大学紀要. Vol.9. 167-174 (1999)
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[Publications] 村上 公子: "Erika Mann-die treue Tochter Thomas Mauns?" Kritische Revisionen (日本独文学会編). 123-144 (1998)
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[Publications] 広沢 絵里子: "Gedanken uber die>Geschlechter-differenz<" Kritische Revisionen (日本独文学会編). 65-78 (1998)
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[Publications] 大貫 敦子: "Vom Nutzen und Nachteil der Geschlechterdiskurse" Einheit und Vielfalt (単行本 ISBN:90-420-0663-3). 331-339 (1998)
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[Publications] 谷川 道子: "ブレヒト/ミュラー/ウィルソン-ドイツにおけるブレヒト受容" パブリック・シアター(PT機関誌). 第6号. 13-18 (1998)
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[Publications] 松永 美穂: "書評「クリスタ・ヴォルフ選集」" ドイツ研究. 第27号. 82-84 (1998)