• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

古典後期エポスの伝統受容ならびに特殊性の研究

Research Project

Project/Area Number 10610530
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

逸身 喜一郎  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40107420)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川崎 義和  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助手 (70214632)
片山 英男  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70114436)
Keywords西洋古典学 / ギリシャ・ローマ文学 / エポス / 叙事詩 / ヘクサメトロス
Research Abstract

古典古代全体を通じて、ギリシャ語・ラテン語で著されたヘクサメトロスの詩行全体の総体をリストアップした。すなわち全エポス(叙事詩・教訓詩・書簡詩・牧歌・讃歌など)の作者名・作品名とその重要な刊本を調査するいっぽう、それぞれの作品の規模を行数という形で把握した。これは作品そのものが散逸してもパピルスや引用断片が残されているものをも含んでいる。エポスというジャンルの広がりを具体化するためである。
ついで各人の分担に従いそれぞれの作品の読解に努めている。けだし作品相互の関連を位置づけるためには、まずは対象に「目を通す」ことから始めざるを得ないからである。この間、英国の研究者と直接に交流して欠けているところがないか示唆をうけた。
また大学院生のうちこうした作品に関心を抱いている者には論文執筆をうながし、それを指導することを通じて、対象の理解に幅をもたせるよう工夫している。うちスターティウスとウェルギリウスの関係、ならびにクィントウスとホメーロス・アポッローニオスとの関係については、平成11年5月に学会発表が予定されている。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi