• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1999 Fiscal Year Annual Research Report

名誉毀損法制の再構成-表現の自由の観点から

Research Project

Project/Area Number 10620023
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

小山 秀美 (鈴木 秀美)  広島大学, 法学部, 助教授 (50247475)

Keywords名誉毀損 / プライバシー侵害 / 表現の自由
Research Abstract

今年度は、日本の名誉毀損法制が抱える問題点についての研究を発展させるとともに、ドイツの名誉毀損法制の研究にも着手した。
日本の名誉毀損法制については、今年度も、奥平康弘名誉教授、弘中惇一郎弁護士、喜田村洋一弁護士、飯田正剛弁護士、坂井眞弁護士、秋吉健次氏、山田健太氏を研究協力者とし、共同研究会を3回開催した。各研究会では、(1)「名誉毀損判例の動向」、(2)「ロス疑惑報道におけるプライバシー侵害」、(3)「ロス疑惑報道による人格権侵害とメディア媒体による責任の相違」をテーマに取り上げた。研究代表者は、研究成果の一部として、『石に泳ぐ魚』事件判決の評釈を『新聞研究』に公表した。
また、研究代表者は、「メディア判例研究会」にて、佐木隆三著『女高生・OL連続誘拐殺人事件』による人格権侵害に関する名古屋地裁判決についても研究報告を行った。その成果は、来年度中に『法律時報』にて公表する予定である。
このほか、研究代表者は、ドイツの名誉毀損法制についての研究成果の一部を「ドイツのメディア法」石村善治・堀部政男編『情報法入門』第11講所収にて公表した。また、平成12年4月1日には、ドイツ憲法判例研究会にて表現の自由と名誉保護に関する判例についての研究報告を行う。その成果は、来年度中に『自治研究』に公表する予定である。
来年度は、ロス疑惑報道による名誉毀損・プライバシー侵害に関する多数の判例を手がかりとする日本の名誉毀損法制についての研究をさらに発展させるとともに、重要な論点についての比較法的研究を行うだけでなく、その成果のとりまとめについても検討する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 鈴木秀美: "「石に泳ぐ魚」判決をめぐって"新聞研究. 579. 88-92 (1999)

  • [Publications] 鈴木秀美(石村善治・堀部政男編): "情報法入門(第11講 ドイツのメディア法)"法律文化社. 250(231〜250) (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi