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1998 Fiscal Year Annual Research Report

奄美群島における開発政治の展開と地域政治構造の変容

Research Project

Project/Area Number 10620072
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

平井 一臣  鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (00199027)

Keywords奄美群島 / 開発 / 地域政治
Research Abstract

1953年12月の日本復帰以後の奄美群島の開発政治は、復帰と同時に始まった復興開発計画及びその後継の事業である振興開発計画を中心として展開されてきた。これまでの奄美の戦後政治に関して書かれた文献のほとんどが復帰運動について書かれたものであり、開発政治の観点から系統的に分析したものは皆無に等しいことから、本年度は、この開発計画導入とその後の展開に関わる資料(行政機関による調査報告書等、各種団体の活動報告書や町村長会、町村議長会等の議事録、市町村史、関係者の回顧録等)の収集と、関係者からのヒアリング調査を行い、基礎資料の整理を行った。
資料調査の結果、行政機関による調査報告書等の資料は系統的に収集できたが、それ以外の資料については散逸しており、今後も私蔵資料も含めて収集にあたらなければならないことが判明した。また、復興開発計画及び振興開発計画は、五年ごとに事業の見直しとそれに基づく延長の手続きがなされているが、時代とともに事業延長の根拠が変化していること、また、奄美群島内部での計画立案のプロセスそれ自体にも変化が見られることなどを資料的にも明らかにしうる目途が立った。
次年度以降は、以上のような基礎的資料の収集を引き続き行う作業と並行して、最初の復興開発計画導入の際の政治過程、及び、高度経済成長期における開発計画の変容を背景とした奄美群島内の開発問題と地域政治構造の変容を明らかにする研究成果を公表する予定である。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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