2000 Fiscal Year Annual Research Report
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10630045
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| Research Institution | Okayama University |
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Principal Investigator |
源河 朝典 岡山大学, 経済学部, 教授 (90033323)
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| Keywords | ロシア極東 / 市場経済化 / 経済開発 / ハバロフスク / 沿海地方 / サハリン / 体制移行 / 軍民転換 |
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| Research Abstract |
本研究の目的と課題 ロシアにおける市場経済の形成過程とロシア経済の世界経済への統合過程をロシア極東に即して調査研究することが本研究の目的である。本研究課題の出発時点で三つのことを調査研究の課題とした。
1 ロシア極東地域開発政策等に関する課題について 移行の課題と開発の課題とは同時的に存在している課題であることの構造的な関係を注視することがこの研究改題の持続した研究関心であった。移行の課題と開発の課題は相互に前提しあう関係にあるが、開発の課題の解決のありようが主導的であり、移行の課題は開発の課題のありよう著しく依存していることが、ロシア極東およびその他の旧ソ連邦諸地域の観察を通して明瞭に浮かび上がってきた。移行と開発の課題ろしア極東における開発イッシューを的確に把握することが肝心なことである。と同時に、開発イッシューには中央政府および地方政府の役割が不可分離の要因として位置づけられるべきことが調査の進行につれていっそう明らかとなった。ここでの開発イッシューは、計画経済の残存産業構造の置き換えであるからである。
2 極東地域統計の収集・処理と統計方法調査の課題について 引き続いて統計データ収集とその処理作業を持続している。
3 旧ソ連邦諸地域との比較の課題について コーカサス諸国や中央アジア諸国などの旧ソ連邦内の他の諸地域にも視野を広げ比較論的研究を心がけている。
これまでの調査研究を早急に学術図書の形で仕上げるを目指している。
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