2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10630051
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
永山 くに子 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (70285443)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 啓雄 駒沢大学, 経済学部, 教授 (40119095)
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Keywords | 社会構造 / 家族の型 / 家族の自助原則 / 子育て支援 / 里帰り分娩 |
Research Abstract |
1.山口県内(下関、山口市、阿東町、徳山市、防府市)における聞き取り調査の報告 実態調査一部を【子育てにおける家族の自助原則の検証-「里帰り分娩」および「産後の里帰り」の実態から-】との表題で第41回母性衛生学会(2000年9月、岐阜)にて発表した。原著は現在執筆中であり、学会誌に投稿の予定である。 2.東アジアにおける家族政策の関連資料の翻訳 中国における家族政策の中心課題となる人口の推移と人口移動にともなう家族の変容について、馬洪編『経済白書-中国の経済形態と展望』から陳准著「1997年の人口、就労形態と1998年への展望」(19ページ)を共訳し、山口県立大学国際文化学部紀要に掲載予定(2001年3月)、ただし、現在版権の許可を中国に申請中。 3.オランダおよびスュエーデンにおける家族政策ならびに子育て支援についての報告 欧州における家族政策ならびに子育て支援の実態調査は2000年8月にはオランダ、2001年2月はスュエーデンを訪問し実施した。家庭訪問や施設見学に際しては双方とも現地の助産婦協会の協力を得て満足のゆく成果をうる事ができ、家族政策担当者との情報交換からの多くの示唆を得ることができた。オランダの報告は、2000年10月に開催された富山医科薬科大学看護学科第1学術集会にて「家庭分娩を主流とする助産婦活動と子育て支援」と題して発表した。スュエーデンにおける家族政策ならびに子育て支援については次年度に報告したい。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 永山くに子: "子育てにおける家族の自助原則の検証"第41回日本母性征生学会・学術集会抄録集. 第41巻3号. 153 (2000)
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[Publications] 永山くに子: "家庭分娩を主流とするオランダの助産婦活動と子育て支援について."第1回富山医科薬科大学.看護学術集会抄録集. 第1巻1号. (2000)
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[Publications] 永山くに子,折戸洪太 共訳 陳准 著: "1997年の人口,就労形勢と1998年への展望"山口県立大学国際文化学部紀要. (予定).