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1998 Fiscal Year Annual Research Report

適応的ポートフォリオ選択と均衡価格の導出

Research Project

Project/Area Number 10630099
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

田畑 吉雄  大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (30028047)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹田 英二  大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80106624)
Keywordsポートフォリオ / 適応過程 / インデックス・ファンド
Research Abstract

危険資産の価格を表す確率分布に関する情報が、資本市場で実際に実現した価格という形で時間の経過ともに入手できる状況を考慮したモデルの構築を目指し、関連論文の入手、関連分野で活躍している研究者との討論を中心に初年度の研究を遂行した。当初のもくろみをまだ完全な形で表現するモデル構築は完了していないが、予備的な研究成果として、限定的ではあるが現実の市場を取り巻く諸要因を考慮に入れた投資意思決定に関する成果を論文の形としてまとめ、日本オペレーションズ・リサーチ学会誌に投稿の後、採択された。同誌に掲載された論文に対する内外の研究者からの、意見と反響を求めている段階である。この論文では、不確実性下での投資意思決定問題を扱うのに、取引費用、税金などもモデルに含めた摩擦のある資本市場を対象とし、期待収益の最大化とリスクの最小化のような互いに相反する複数の目的関数を設定し、目標計画法を用いてその解を導出したものである。
この論文を基礎にして、確率分布のパラメータの変化がインデックス・ファンドに与える影響に関する論文を現在作成中であり、9月にニュージーランドで開催される学会での発表を目指して細部の詰めを急いでいる。インデックス・ファンドは市場全体の投資効率を表す基準ポートフォリオの挙動をもっともうまく模擬するように設計されたポートフォリオであり、その性質を解明できれば、市場全体の性質を推論する上できわめて有効になると考えられるからである。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Ali Rostamy and Tabata: "Appraising the Effectiveness of Goal Programming in Incorporating the Decision Maker's Preforms" Journal of Operations Research Society of Japan. 41・2. 279-288 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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