1999 Fiscal Year Annual Research Report
ゴーイング・コンサーン監査における監査人の判断規準に関する実証的研究
Project/Area Number |
10630127
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
内藤 文雄 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (80188862)
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Keywords | ゴーイング・コンサーン / ゴーイング・コンサーン監査 / 財務諸表監査 |
Research Abstract |
本研究の実施課題はつぎの3点である。 課題(1):ゴーイング・コンサーン監査が実施されている諸外国での実務を参照し、ゴーイング・コンサーンとしての企業の存続が危ぶまれた事例において会計監査上どのような対処がなされたのかについて帰納的に探求するというケース・スタディの実施による、監査人の具体的・包括的な判断規準・指標の解明 課題(2):この判断規準・指標を、理論的な研究成果とあわせることによって、監査人のゴーイング・コンサーン監査における判断モデルの新たな構築 課題(3):当該判断モデルを、わが国の東京証券取引所第一部上場会社が事実上倒産したケースに応用し、わが国でのゴーイング・コンサーン監査の実施の可能性の探求 本年度は、上記課題(1)について、アメリカの実例の最新のデータを収集し、平成10年度と同様の方法により研究を進め、判断規準・指標の包括性・網羅性・客観性を高めた。 また,上記の課題(2)について、従前の研究を通じて得られた判断規準・指標を総合化し、ゴーイング・コンサーン監査における監査人の判断形成モデルを構築すべく,研究を継続している段階にある。当該モデルに関する試案を平成12年度に完成し,その内容を英訳し、わが国はもとより、アメリカあるいはヨーロッパにおいて研究成果の公表を行い、国内外の研究者との意見交換を通じて、当該モデルの改善を図る予定である。
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Research Products
(2 results)