1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10630135
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
今福 愛志 日本大学, 経済学部, 教授 (80059740)
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Keywords | 労働債務 / 見なし債務 / コーポレート・ガバナンス・ディスクロージャー / キャッシュバランス・プラン |
Research Abstract |
本年度は、とくにつぎの3点に関して一定の研究実績をあげたと思われる。 第1に、年金制度のうち確定給付と確定拠出のハイブリッド型制度の会計問題について米国企業のケースを基礎として総括的に検討した点である。 第2に、わが国の退職給付の会計基準のグローバル・スタンダード化の意味について、とくに退職給付の会計基準がわが国の会計(制度)におよぼすインパクトについて検討した点である。そこでは、とくに負債の評価とディスクロージャー問題について分析している。 第3に、企業年金をめぐるコーポレート・ガバナンス・ディスクロージャー問題について、フィデュシャリー責任をキーコンセプトとして分析している点である。 その他、本研究テーマの分析概念ともいえる「見なし債務」概念について国際会計基準19号「従業員給付」を対象として詳細な検討を実施した点についても、触れておかなければならない。
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[Publications] 今福愛志: "企業年金のディスクロージャー"日本ディスクロージャー研究学会編現代ディスクロージャー論. 196-206 (1999)
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[Publications] 今福愛志: "退職給付の会計基準における基本問題"税経通信. 55巻6号. 65-70 (1999)
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[Publications] 今福愛志: "新年金会計基準はグローバル・スタンダード化したか"企業会計. 51巻10号. 18-27 (1999)
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[Publications] 今福愛志: "退職給付の会計基準と年金・退職給付問題-退職給付の考え方の転換"賃金・労務通信. 53巻1号. 2-9 (2000)
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[Publications] 今福愛志: "企業年金をめぐる制度と会計"税経通信. 56巻3号. 44-48 (2000)
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[Publications] 今福愛志: "2000年の会計:退職給付会計-その現在と将来"企業会計. 52巻2号. 25-31 (2000)