1999 Fiscal Year Annual Research Report
オブジェクト指向・ネットワーク分散オンライン環境の開発
Project/Area Number |
10640263
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
坂本 宏 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80178574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 逸夫 岡山大学, 理学部, 教授 (90133024)
田村 詔生 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (00025462)
笹尾 登 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10115850)
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Keywords | オブジェクト指向 / ネットワーク分散 / データ収集システム / オンラインプログラム / クラスライブラリ / C++言語 / VME / GUI |
Research Abstract |
この一年の成果として、まずオブジェクト指向・ネットワーク分散オンライン環境を構築するために必要となるクラスライブラリの実装をすすめてきた。個別のクラスカテゴリーのクラスは独立してテストが可能であり、その性能などを確認しながらコーディングを行ってきた。特にそのなかで、ユーザインターフェース部分については開発方針の変更が必要であった。当初、実装に用いる言語処理系としてC++とJavaによるハイブリッドなシステムを検討していたが、現存する処理系としてはJavaが我々の期待する性能を実現できないでいる現状が明らかになったため、その開発優先度を下げた。代わってGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を構成するライブラリとしてTcl/TkとGTK+というフリーソフトウェアのパッケージを選択し、C++から利用できるようにクラスをかぶせる作業を行った。 VMEやCAMACといったハードウエアのアクセスに必要なデバイスドライバーの整備もこの間進行している。モジュールメモリーへのアクセスや割り込み処理も問題なく行われており、デモシステムを構成するクラスライブラリの要素としてはすべて準備ができたことになる。 ネットワークを越えて同じ情報が参照できるネームスペース機能など、システム構成要素となるサービスプログラム(デーモン)の開発もほぼ完了しており、現在正式リリースのためのパッケージ化の作業が行われている。これらの結果はhttp://konoe.kek.jp/より公開される。
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