1998 Fiscal Year Annual Research Report
スパイラルジェットの流体力学的特性とその加工技術への応用
Project/Area Number |
10650177
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
須藤 浩三 広島大学, 工学部, 教授 (70016509)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
檜原 秀樹 広島大学, 工学部, 助手 (80271071)
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Keywords | 噴流 / ノズル / 速度分布 / 静圧分布 / 乱れ / 拡散 / 熱線 / 回転プローブ法 |
Research Abstract |
1. 平成10年度に行った研究の実施内容 (1) スパイラルジェットの流動特性に影響を与える5種類の形状の異なるノズル,すなわち,円弧にて絞った円弧ノズル,sin曲線で絞った後僅かに広がる広がりノズル,15゚,30゚,60゚テーパノズルを製作した. (2) (1)において製作した各ノズルより噴出する噴流の流速および静圧の分布を測定した. (3) (2)により得られた結果から,噴流の広がりや中心流速の減衰などの噴流特性を調べた. 2. 平成10年度に得られた成果 (1) ノズル出口の軸方向速度は,円弧ノズルおよび広がりノズルの場合は一様な分布となるのに対し,テーパノズルの場合は中心軸付近で円弧ノズルより低速に,ノズルの端付近で高速となり,この傾向はテーパ角が大きくなるほど顕著となる. (2) テーパノズルの場合,ノズル出口における噴流中心軸上の静圧は,テーパ角が大きくなるほど高くなる.その後,静圧は下流に進むにつれて急速に低下し,順圧力勾配を示すが,圧力勾配の大きさは,ノズルのテーパ角が大きいほど大きくなる. (3) テーパノズルの場合,ノズル中心軸上の速度は,ノズル出口後いったん加速する.この加速の程度は,ノズルのテーパ角が大きいほどより顕著となる.
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Research Products
(2 results)