1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10650226
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
斉藤 孝基 明星大学, 理工学部, 教授 (40010681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 達哉 航空宇宙技術研究所, 熱流体力学部, 研究員
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Keywords | 予混合火災 / 気柱振動 / 励振 / 抑振 / 供給系 |
Research Abstract |
電気ヒーターによる管内気柱については気柱の固有振動を求めて、ヒーターの励振源としての範囲、抑振源としての範囲をおよそ定めることができる。これに対して、予混合火炎の場合には電気ヒーターと同様な性質も有するが、それが全てではない。 1. 実験においては、燃料はプロパン、メタン、水素等である。 2. メタルファイバーマットを用いて逆火を防止できるので、管路の任意の装置に予混合火炎を形成することができた。 3. 一端閉、一端開の場合、中間位置に火炎をおいて気柱の2次のモードを励振した。励振範囲は化学量論的混合比を中心とした範囲である。 4. 両端開の管路の中央より下流側に熱源を置く系では、電気ヒーターであれば、抑振効果となるのに対し、予混合火災の場合には励振効果を持ちうる場合がある。 (1) この特徴を引き出すために、空気・燃料の供給系の構造を変えて励振効果を調べた。 パワースペクトルに関しては、少流量では、管内気柱の1次、2次、3次等の固有振動が顕著であるが、流量を増加すると、スペクトル分布の幅は広くなる傾向がある。 (2) 下流側における火炎の励振効果を空気、燃料の供給系の管路長等を変えて検討した。 その関係は振動理論より推定される性質も示すが、異なる面もあり、統一的にはまだつかみきれていない。 5. 一方、加熱制御による振動制御を試みるべく、細線ヒーターを準備中である。
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