1999 Fiscal Year Annual Research Report
適応ディジタル信号処理とその通信への応用に関する研究
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10650364
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
西村 正太郎 島根大学, 総合理工学部, 教授 (50031092)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 修一 島根大学, 総合理工学部, 講師 (70273919)
井上 雄二郎 島根大学, 総合理工学部, 教授 (40029533)
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Keywords | 適応ディジタルフィルタ / IIRノッチフィルタ / こう配法 / 複素係数ディジタルフィルタ / 収束特性 / 定常特性 / ブラインド等化 / マッチレートフィルタ |
Research Abstract |
1.適応IIRノッチフィルタの動作特性の定量的評価とその通信への応用 (1)2次の適応IIR ノッチフィルタ:2次の適応IIR ノッチフィルタの定常特性における係数変動に関する差分方程式からその分散の積分表示を求めた。その結果を用いて位相シフトキーイングシステムにおいて正弦波干渉波を除去する方式を提案した。この成果はフロリダで開催されたIEEE回路とシステムに関する国際シンポジウムで公表した。また2次の適応IIR ノッチフィルタを用いて周波数シフトキーイング信号の復調を行う方法を提案し,その動作特性を明らかにした。 (2)複素数係数適応IIR ノッチフィルタ:有色雑音を伴った単一正弦波の検出を行った場合の収束特性を解析し,有色雑音が収束速度と正弦波の周波数推定におけるバイアスに及ぼす影響を明らかにした。この成果は電子情報通信学会論文誌A(1999年6月)で公表した。次に,定常状態における係数変動の分散とフィルタのパラメータの関係を明らかにした。係数変動の分散の近似式を新たに導出し,その有効性を計算機シミュレーションにより確認した。 2 多チャンネル信号のブラインド等化に関する研究: 多チャンネル信号のブラインド等化について新しい評価基準を導入し,多入力多出力線形システムのブラインド分離に関する逐次的なアルゴリズムを考案した。またマルチレート構成を用いた適応ディジタルフィルタの折返し雑音を定量的に評価する手法を導出した。これらの成果はいづれもIEEEの信号処理に関する論文誌に発表した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Yojiro Inouye: "Iterative algarithms based on multistage Criteria for multichannel blind deconvolution"IEEE Trans, on Signal Processing. 47・6. 1759-1764 (1999)
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[Publications] Shotaro Nishimura: "Rejection of Narrow-Band Interference in BPSK Demodulation Using Adaptive IIR Notch Filter"Proc.of the 1999 International Symposium on Circuits and Systems. III. 41-44 (1999)
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[Publications] 蒋海云: "単一正弦波検出用複素係数適応IIRノッチフィルタの収束特性の解析"電子情報通信学会論文誌A. J82-A・6. 912-915 (1999)
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[Publications] Mvuma Aloys: "Steady-State Analysis of a Simplified Lattice-Based Adaptive IIR Notch Filter"IEICE Trans, on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences. E83-A・6. (2000)
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[Publications] 蒋海云: "単一正弦波検出用複素係数適応IIRノッチフィルタの収束特性の解析"電子情報通信学会論文誌A. J82-A・7. (2000)
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[Publications] Shuichi Ohno: "Spectral analysis of subband adaptive degital filters"IEEE Trans, on Signal Processing. 48・1. 254-257 (2000)