1999 Fiscal Year Annual Research Report
Reed-Solomon符号の構造解析と高速復号法の開発に関する研究
Project/Area Number |
10650367
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
森井 昌克 徳島大学, 工学部, 教授 (00220038)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
毛利 公美 徳島大学, 工学部, 助手 (50281697)
岩田 賢一 松山東雲女子大学, 人文学部, 講師 (80284313)
太田 能 徳島大学, 工学部, 講師 (10272254)
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Keywords | 符号理論 / Reed-Solomon符号 / 短縮符号 / 重み分布 / バースト誤り / 限界距離復号 / 剰余復号法 / UDPパケット |
Research Abstract |
本研究では,通信路の特性を考慮,および記録媒体の性質を考慮した上での誤り制御符号の適用についての研究を行い,いくつかの成果を得た.各研究項目ごとに整理して研究成果を与える. 1.短縮Reed-Solomon符号の能力とその復号法: 本研究項目では,短縮化された位置の情報を利用して,限界距離以上の誤りを訂正する方法について検討した.また,設計距離で保証される誤り訂正能力より高い能力を有する符号の構成を試みた. 2.短縮Reed-Solomon符号の重み分布構造およびRS符号の2元重み分布構造: 本研究項目では,軟判定復号の復号誤り特性をより厳密に評価するために符号の重み分布構造をより詳しく分析することによって得られるvoronoi neighborsの性質を明らかにした. 3.限界距離以上の誤りを訂正する代数的復号法の開発: 本研究項目では,真の最小距離に基づく復号法(限界距離以上の誤りを訂正)を行う際に必要となるシンドローム行列の構成およびその行列から得られる最小距離について検討した. 以上の研究成果について,1に関してはその研究成果が平成12年1月の電子情報通信学会論文誌に掲載されている.また,2.に関しては平成11年12月の第22回情報理論とその応用シンポジウムにて発表している.他についても電子情報通信学会情報理論研究会等で発表予定である.
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[Publications] N.Sone,M.Mohri,H.Sasano: "Optimal free distance convolutional codes for rates 1/2,1/3 and 1/4"Electronics Letters 22nd. vol.35,no.15. 1-2 (1999)
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[Publications] F.Ishizaki,C.Ohta: "Phase Assignment Control for Periodic and Bursty Sources in ATM Networks"IEICE Trans.on Commun.. vol.E82-B,no.7. 1064-1068 (1999)
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[Publications] 毛利公美,森井昌克: "線形符号の最小距離を求める方法について"電子情報 通信学会論文誌(A). vol.J82-A,no.2. 256-266 (1999)
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[Publications] C.Ohta,M.Morii: "Feedback Picture Sequence Control for Real-Time MPEG Video Transfer through ATM Networks"IEEE Proc.of ICC'99. 1819-1825 (1999)
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[Publications] K.Iwata,M.Morii: "An Information-spectrum approach to degraded broadcast channel"IEEE Proc.of ISIT'99. 65-65 (1999)
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[Publications] 毛利公美,森井昌克: "BCH符号のvoronoi neighborsに関する一考察"第22回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. vol.2. 657-660 (1999)
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[Publications] 大門照幸,毛利公美,森井昌克: "最良符号の2元符号による更新"電子情報通信学会論文誌(A). vol.J83-A,no.1. 129-130 (2000)