2000 Fiscal Year Annual Research Report
Reed-Solomon符号の構造解析と高速復号法の開発に関する研究
Project/Area Number |
10650367
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
森井 昌克 徳島大学, 工学部, 教授 (00220038)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
毛利 公美 徳島大学, 工学部, 助手 (50281697)
岩田 賢一 東雲女子大学, 人文学部, 講師 (80284313)
太田 能 徳島大学, 工学部, 助教授 (10272254)
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Keywords | 符号理論 / Reed-Solomon符号 / 短縮符号 / 重み分布 / バースト誤り / 限界距離復号 / 剰余復号法 / UDPパケット |
Research Abstract |
本研究では,通信路の特性および記録媒体の性質を考慮した上での誤り制御符号の適用についての研究を行い,いくつかの成果を得た。 各研究項目ごとに整理して研究成果を示す。 1.短縮Reed-Solomon符号の能力とその復号法の開発 本研究項目では、RS符号に対して短縮化された位置の情報を利用して,限界距離以上の誤りを訂正する方法の開発を試みた。 2.Reed-Solomon符号に対する限界距離を超える復号法開発 本研究項目では、ヒストグラム復号法に対して剰余復号法の解法であるWelch-Berlekampアルゴリズムを適用することによって、限界距離を超える復号法の開発を試みた。 3.巡回符号の局所重み分布導出法の開発 本研究項目では、軟判定復号法に対する復号誤り確率の上界である和集合上界についてSN比が低いところでの上界値の改善を試みた。具体的には、上界値の改善のために必要となる局所重み分布の導出方法の開発を行った。 本年度の研究成果は、2000年11月に行われた国際会議International Sinposium on Information Theory and its Apprications 2000,Nov.5-8,2000,Honolulu,HAWAIおよび2000年10月に行われた第23回情報理論とその応用シンポジウムにおいて既に発表された。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Masami Mohri: "An Algorithm for Computing the Local Distance Profile of Cyclic Codes"Proc.of International Sinposium on Information Theory and its Apprications 2000,Nov.5-8,2000,Honolulu,HAWAI. Vol.II. 445-448 (2000)
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[Publications] 山下満: "最小補間問題とヒストグラム法について"第23回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. 第1分冊. 177-180 (2000)
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[Publications] 廣友雅徳: "2次伸長Reed-Solomon符号の復号法について"第23回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. 第1分冊. 173-176 (2000)
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[Publications] 大門照幸: "リードソロモン符号の短縮化法とその誤り訂正能力について"第23回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. 第1分冊. 169-172 (2000)
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[Publications] Naoto Sone: "On Good Convolutional Codes with Optimal Free Distance for Rates 1/2, 1/3 and 1/4"IEICE Trans.Comm.. Vol.E84-B,No.1. 116-119 (2001)