1999 Fiscal Year Annual Research Report
セルラーニューラルネットワークによる解像度階調変換
Project/Area Number |
10650379
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
田中 衞 上智大学, 理工学部, 教授 (00146804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神野 健哉 日本工業大学, 工学部, 講師 (50286762)
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Keywords | セルラーニューラルネットワーク / 網膜情報処理 / 画像量子化 / エネルギー最小化 |
Research Abstract |
本研究の解像度階調変換技術の基本は、中間調(灰色)を画素面積あたりの黒(0)と白(1)の面積の割合で表現する面積階調法に従って、画素内にある複数の面積要素の on/off を制御することであり、いわば、2値セルの集合で多値化プロセスを空間的に行うことである。そして、画素内のセル数を可変にすることによって、面積要素数の総計が一定という条件下で解像度と階調(濃度階調と面積階調)を制御することである。 平成11年度では、面積要素の種類を変えて、局所的ダイナミクスの収束性を評価し、カラーフィルタの構造設計を行なった。さらに、面積階調画像の評価検討を行なった。印刷等に利用される面積階調画像では、物理的な位置が異なるon-面積要素の組合せが等価な面積和であっても、その形状パターンの違いを人間の視覚は正確に区別してしまう場合がある。そこで、複数ある解の中から、視覚的に高品質なデジタル画像を選択する正則化理論を展開し、局所的ダイナミクスの初期値やセルの動かし方に依存するon-面積要素の自動選択法を提案した。
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[Publications] M.Mori,Y.Tanji,and M.Tanaka: "Cooperative and competitive cellular neural networks"Proc,IEEE Int.Symp.on Circuits & Systems. 4. 543-546 (1999)
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[Publications] T.Nakaguchi,K.Jin'no,and M.Tanaka: "Hysteresis neural networks for N-queens problems"IEICE Trans,Fundamentals. E82-A,9. 1851-1859 (1999)
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[Publications] T.Nakaguchi,et.al,: "Hierarchical cellular neural networks"Proc,Euro.Conf.on Circuit Theory and Design. 2. 1355-1358 (1999)
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[Publications] M.Mori,et.al,: "Design of cooperative and competitive cellular neural networks"Proc,Euro.Conf.on Circuit Theory and Design. 2. 952-955 (1999)
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[Publications] 大西美穂 その他: "離散時間セルラーニューラルネットワークを用いた静止画像の中間調表現"Journal of Signal Processing. 3,6. 491-498 (1999)
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[Publications] D.Vchimoto,Y.Tanji,M.Tanaka: "Image processing system by discrete time cellular neural networks"Proc,Int,Symp,on Nonlinear Theory and its Application. 2. 715-718 (1999)