1998 Fiscal Year Annual Research Report
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10650385
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| Research Institution | Kansai University |
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Principal Investigator |
岡田 博美 関西大学, 工学部, 教授 (10093387)
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| Keywords | 自己組織網 / 無線ネットワーク / マルチキャスト通信 / 伝送誤り制御 / PRMA / DQRUMA / PAR / 分散ファイル配置 |
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| Research Abstract |
本研究は、自己組織型無線ネットワークの構築を目的に、まず階層型自己組織プロトコールの開発を行い、各移動局の位置情報を用いた網構成アルゴリズム、送受信電力制御アルゴリズムにより接続特性の改善を検証した。ネットワークの部分木に対する伝送チャネル配分形式についても考察を加えている。つぎに伝送誤り制御として、移動などに伴い時事刻々と変化する無線伝送路特性のもとで、特性・品質に動的に対応してARQ,FEC、ビットインターリーブという基本的な誤り制御の中から最も適切な方式組み合わせや制御能力・パラメータ設定を選択し、信頼性・効率性・通信速度の総合的な性能を満たす誤り制御プロトコールとしてMonitorBlock(MB)方式を提案した。従来、実際の無線伝送路のように移動や周辺環境の変化に対応して時間的に伝送特性の変化する伝送路モデルが示されていなかった。このため実際の伝送路をより正確に扱うため、フリッチマンモデルを拡張した時変型フリッチマンモデルを新たに提示し、この伝送路モデル上で本研究で提案したMB方式の動作や有効性の確認を行っている。さらに無線ネットワークにおいて、音声・データ・静止画などのマルチメディア情報を効率的に伝送できうるアクセス制御方式としてDQRUMA/PAR方式を提案した。ここでは、データ・静止画は従来のDQRUMAモードで取り扱い、リアルタイム性の必要な音声は周期的伝送(PAR)モードで伝送させる。音声伝送の遅延特性を改善するための音声エンフォース機能、ならびにデータの待ち行列が増加すると強制的に伝送フレームをデータの伝送に解放するデータエンフォース機能も合わせて提案している。最後に移動局などの位置情報などを分散ファイルネットワーク上で重複配置するファイル配置問題に対する設計技法を開発した。本最適設計モデルは非線形でNP困難問題となるため、その近似解法を提示し、現実に近いネットワーク環境でのシステム性能を検証し、設計技法の有効性の確認も行っている。
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[Publications] K.Yamada: "Dynamic Error Control for Wireless ATM networks" Proc.of IEEE MDMC'98. 3. 136-140 (1998)
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[Publications] T.Yamasita: "DQRUMA/PAR Methods for Multimedia Wireless Access Network" Proc.of IEEE MDMC'98. 3. 130-136 (1998)
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[Publications] A.Nakaniwa: "File Allocation Designs for Disfribnted Multimedia Information Networks" IEICE Trans.Commun.E81-B,8. 1647-1655 (1998)
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[Publications] A.Nakaniwa: "File Allocation in Distributed Multimedia Information Networks" Proc.of IEEE GLOBECOM'98. 5,2,6,1-5,2,6,6 (1998)
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[Publications] K.Yamada: "An Integrated Dynamic Error Control Scheme for Wireless ATM Networks" IEICE Trans.Commun.(掲載予定). 8 (1999)
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[Publications] A.Nakaniwa: "Sensitivity Analysis of File Allocation for Distributed Information Networks" Proc.of IEEE ICC'99. (発表予定). 8 (1999)
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[Publications] 木村,磐根: "通信工学概論" オーム社, 163 (1998)
