• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

ネットワークを介した視覚障害補償コミュニケーションシステムの研究

Research Project

Project/Area Number 10650387
Research InstitutionTsukuba College of Technology

Principal Investigator

伊奈 諭  筑波技術短期大学, 視覚部・情報処理学科, 教授 (60231734)

Keywords聴図 / Nomad / 視覚障害 / 連珠 / タッチパネル / 聴覚 / 触図 / ノンバーバルサウンド
Research Abstract

ネットワークを介しての「コンピュータと全盲者」、「全盲者と晴眼者」、「全盲者と全盲者」との相互コミュニケーションを可能とする視覚障害補償システムについて研究した。主にマウスに代わるポインティングデバイス、合成音声による情報呈示、触図、触知立体を複合利用した視覚障害補償インタフェースの開発を行った。これはパソコン画面位置のポインティングにテーブル型指先タッチパネルを採用し、その上に用途に応じた触図を随時載せることにより指先や掌を使って触知と入力指示操作が併行して行えるインタフェースおよび音声出力を併用したシステムである。具体的な成果としては以下の二点がある。
1. NomadタッチパネルのWindows95/98用デバイスドライバの開発と応用プログラムの製作を行った。応用プログラムとしては、遠隔対戦型盲人連珠、神経衰弱ゲーム、コマンドランチャなどがある。
2. 従来の触図に対して新たな「聴図」の概念を創出し、指先感覚と聴覚の協調による図形画像の把握のための学習実験システムを構築した。これはWindows95などのGUI画面に表示された図形や画像の形と色をノンバーバルサウンドの組み合わせで把握できるようにするものである。
以上に関わる関連研究開発項目と内容は以下の通りである。
・コミュニケーションタイプに従ったインタフェース要件と要素技術の調査
全盲者-全盲者、全盲者-晴眼者、全盲者-コンピュータの相互インタフェースのあり方
・盲人用盤ゲームの観察と操作上の特性の調査と仕様への反映
・コミュニケーション用ビデオカメラの遠隔制御プログラムの作成と実験
・コミュニケーション用ビデオカメラからのインターネット経由相互画像伝送プログラム作成
・インターネット通信手順に基づく動画像、静止画像、音声データの相互通信システムの作成
・ポインティング用タッチパネルのGUI環境下での制御技術とActiveXコンポーネントの開発
・リアルタイム音響システムのためのMicrosoft Direct Soundクラスライブラリの調査と組み込み開発

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 伊奈 諭: "Windowsパソコンとネットワーク利用による視覚障害補償機構と環境の検討" 第24回感覚代行シンポジウム発表論文集. 85-89 (1998)

  • [Publications] 伊奈 諭: "指先と聴覚の協調知覚による図形把握" 電子情報通信学会 信学技報. ET98-132. 105-111 (1999)

  • [Publications] Satoshi INA: "Embodiment of 3D virtual objects for the blind by PC" ACM SIGCAPH News-letter. No.60. 17-21 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi