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1998 Fiscal Year Annual Research Report

鉄損を考慮したACサーボモータの高精度ベクトル制御法の研究

Research Project

Project/Area Number 10650439
Research InstitutionKanagawa University

Principal Investigator

新中 新二  神奈川大学, 工学部, 教授 (30301584)

Keywordsサーボモータ / 誘導モータ / 同期モータ / モデル / ベクトル制御 / 鉄損 / エンコーダ / センサレス
Research Abstract

1 本年度の研究実施計画として、年度当初以下の3点を掲げた。
(1) ACサーボモータの2極を構成する誘導モータ、同期モータを対象に、鉄損を考慮した場合の数学モデルを、統一性のある形で再構築する。両モータは、固定子は本質的に同一であるので、鉄損を考慮した場合にも統一的な固定子モデルの構築が可能であると推測される。統一モデルは、主要な鉄損である渦電流損、ヒステリシス損を物理的意味を持った合理的な形で表現できるものを追求する。本年度上半期内に、上述のような統一された形の数学モデルの再構築の完成を目指す。
(2) 上記統一モデルの国際会議での本年度内の発表を目指す。
(3) 上記モデルを用いて、ACモータの固定子における等価鉄損抵抗の同定法を構築する。この同定理論は、ヒステリシス鉄損を表現した等価抵抗と渦電流損用の等価抵抗を分離同定できるものを目指す。構築理論の実験的な検証も着手する。本年度下半期の始めには本格着手し、年度内には理論構築を終え少なくとも同定法完成に不可欠な実験システム構築を概成させるよう努力する。
2 実施計画に対し、以下の成果を達成した。
(1) 目標を100%達成できた。ACサーボモータの2極を構成する誘導モータ、同期モータを対象に、鉄損を考慮した場合の数学モデルを、統一性のある形での構築に成功した。
(2) 目標を100%達成できた。ドイツ・アーヘン地区で開催された国際会議(IECON'98)で発表した。また、誘導モータの数学モデルは、電気学会露文誌平成11年2月号に掲載された。
(3) 同定理論の構築は計画通り進捗した。ただし、実験システムの構築は、計測器の準備が間に合わず未完成である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 新中,新二: "固定子鉄損を含む誘導モータの新数学モデルの提案" 電気学会論文誌(D分冊). 119D-2. 142-150 (1999)

  • [Publications] Shinji Shinnaka: "Proposition of New Mathematical Models with Care Loss Facter for Controlling AC Motors" Proceedings of the IECON'98. 1901-1907 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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