2000 Fiscal Year Annual Research Report
人工生命技術を用いた環境にやさしい構造物設計システムの開発
Project/Area Number |
10650474
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
古田 均 関西大学, 総合情報学部, 教授 (70109031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 俊秀 関西大学, 総合情報学部, 助教授 (30213060)
小林 孝史 関西大学, 総合情報学部, 専任講師 (90268334)
田中 成典 関西大学, 総合情報学部, 助教授 (50268330)
三雲 是宏 ニュージェック(株), 情報技術課, 課長補佐(研究職)
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Keywords | 構造設計 / 環境にやさしい構造物 / ソフトコンピューティング / デジタル写真 / データ共有技術 / 情報プロトコル / CALS / 3次元データ |
Research Abstract |
本研究では、ダイナミックに変化を遂げる人間の居住空間に対して、土木工学分野の構造設計のあるべき姿について考究し、そのための設計システムの構築のための種々の基本技術、カオス、フラクタル、遺伝的アルゴリズム、ニューラルネットワーク等のハイブリッド化を試み、環境にやさしい構造物設計の一手法を提案している。 本年度は、具体的に実用設計システムを構築するために、以下の諸技術について研究を行った。 1.図面作成システムの構築:図面内に用意された各パーツのカテゴリーを適当に配置することによって、2次元画面が作成できるシステムの構築を行った。具体的な例としで、部材CGライブラリを用いた橋梁設計CGシステムに関する基礎的な研究を実施した。 2.2次元の図面から3次元の立体画像を生成するシステムの構築を行った。特に、デジタル写真を応用することを考え、実験等を行うことによりその有効性の確認を行った。また、3次元モデルライブラリを利用した点検・補修履歴の管理システムの開発を行った。 3.1、2のシステムをより実用的なものとするために、2次元データの共有技術に関する研究を行った。そのために、データ交換基盤、情報プロトコルに関する研究を進めた。 4.環境にやさしい構造設計システムを開発するための基礎技術としてCALSに着目し、鋼道路橋設計段階におけるSTEP/AP203とVRMLの製品情報に関するトランスレータの開発を行った。
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[Publications] 田中,西岡,石見,上山: "国際標準に基づいたCAD図面データ交換基盤の開発"第25回土木情報システムシンポジウム. 107-110 (2000)
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[Publications] 田中,三上,樋渡,窪田: "鋼橋高力ボルトの軸力推定ニューラルネットワークシステムの実用化に関する研究"日本ファジィ学会誌. 13・1. 57-69 (2001)
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[Publications] Mikami,Tanaka,Kubota.: "A Study of Translator Between AP203 and VRML for Design Information of Steel Highway Bridges"Journal of Civil Engineering Information Processing System, JSCE. Vol.9. 121-128 (2000)
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[Publications] 村木広和,田中成典,古田均,北川悦司,野田肇: "写真測量技術を用いた2Dデジタル画像からの3Dモデル空間の創出に関する基礎研究"土木情報システム論文集. Vol.9. 67-74 (2000)
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[Publications] 田中成典,古田均,佐田達典,高田知典,内野幸生: "GPSを用いた局所地域の天気短期予測システムの基礎研究"土木情報システム論文集. Vol.9. 75-82 (2000)
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[Publications] 村木広和,田中成典,古田均,北川悦司,野田肇: "デジカメ活用によるデジタル測量入門"森北出版. 150 (2000)