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1998 Fiscal Year Annual Research Report

繰返し水平荷重を受ける群杭基礎の終局耐力と破壊メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 10650482
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

足立 紀尚  京都大学, 工学研究科, 教授 (20026173)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 俊一  京都大学, 工学研究科, 助手 (10243065)
岸田 潔  京都大学, 工学研究科, 助手 (20243066)
岡 二三生  京都大学, 工学研究科, 教授 (10111923)
Keywords杭基礎 / 群杭 / 水平耐力 / せん断耐力 / 遠心模型実験 / コンクリート群杭 / 鋼管群杭
Research Abstract

本研究では,遠心載荷装置を用いて場所打ちコンクリート群杭および鋼管群杭に対し繰返し載荷試験を実施し,杭基礎の破壊メカニズムを解明するとともに,基礎の根入れ深さ条件,軸力の大きさの変化が破壊に与える影響を調査した.また,鋼管杭については,杭頭部にコンクリート中詰を施した時の効果について検証した.現在,得られている知見は以下の通りである.
・ 本研究では,載荷点が高いため,曲げモーメントによる杭頭自由のような載荷となり,杭頭部のみならず杭中部でも破壊が進行した.鋼管杭では,この杭中部の破壊が生じると水平耐力が減少する.そのため,杭頭部の中詰のみでは,根入れの有無に関係無く,破壊を防ぐ効果は見られたが,耐力の上昇・初期剛性の向上の効果は確認できなかった.
・ 2×3の杭配列では,大変形時,前方列にのみ荷重が集中し,中列杭はほとんど荷重を支持しない.また,載荷方向と平行に多くの杭を擁しているため,載荷初期では水平載荷に抵抗し,急激な荷重上昇が見られる.
・ 基礎に根入を施すことにより,杭基礎の水平耐力は向上した.この主な原因は,フーチング部による杭基礎の回転拘束であり,その影響が大きくなると杭に作用する曲げモーメントの増加が収まる.しかし,杭頭部にかかるせん断力は増加しつづけるため,地中の浅い位置でせん断性の破壊が生じる.
・ 軸力を大きくかけることにより,軸力がプレストレスのような形式をとり,群杭の水平耐力は向上し, 破壊も軽減される.また,フーチング底面と地表面との密着度が増すため,回転拘束を受ける.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 木村亮・足立紀尚・T.Boonyatle: "空気圧を用いた杭の急速載荷模型装置の開発" 第33回地盤工学研究発表会講演集. 2の1. 137-138 (1998)

  • [Publications] 木村亮・足立紀尚・吉田 敦: "急速載荷試験時における単杭の三次元有限要素解析" 第33回地盤工学研究発表会講演集. 2の1. 157-158 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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