1999 Fiscal Year Annual Research Report
GMDHとニューラルネットワークを組み合わせた土石流予測
Project/Area Number |
10650511
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Research Institution | KUMAMOTO INSTITUTE OF TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
森山 聡之 熊本工業大学, 工学部, 助教授 (50136537)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川原 恵一郎 株式会社東和科学, 環境部, 研究員
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Keywords | 土石流 / ニューラルネットワーク / GMDH |
Research Abstract |
ニューラルネットワークとGroup of Date Handling(以下GMDH)を組み合わせた土石流予測手法を開発した.具体的には、ニューラルネットワークで降雨パタンの認識と分類を行い,土石流を発生させる恐れのある降雨についてGMDHで予測を行うシステムの開発を目標とし、以下の結果を得た. 1.降雨データの収集 多雨であった1993年と出水の土石流災害が起こった1997年の九州地方の降雨データ(建設省レーダ雨量計南部)及びアメダスの気温・湿度・地上風データ等を収集した.収集したデータは全く現有のCD-ROMライタでCD-Rに焼きついて保存するとともに,Java言語によるクライアント・サーバ型のデータベースを用いてインターネットで検索可能にした。現在http://www.radar.cibil.ac/でデータベースのデモを公開している. 2.予測プログラムの開発 PASCALによって記述されたGMDHプログラムを、インターネットを介したデータベースから検索可能とするためにJava言語によるプログラムとして動作させるための移植作業を行った.現在作成したアプリケーションプログラムが正しく動くか検証作業を行っている. 3.今後の予定 サーバ上で過去のデータをもとに、バックグラウンドで最適なパラメータを同定しておき、そのデータをJava言語のオブジェクトの形で保存し、降雨のデータがリアルタイムに追加されたら、手許のアプリケーションやアプレットでそのオプジェクトをネットワーク越しに取得して、土石流の予測を行うシステムを数カ月以内に開発する予定である.
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[Publications] 川原恵一郎: "1999年6月29日の広島県における土砂災害と先行雨量の関係"第18回日本自然災害学会学術講演会. (1999)
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[Publications] 原田民司郎,平野宗夫,川原恵一郎: "雲仙・水無川における土石流の氾濫シュミレーション"砂防学会誌. 52・5. 24-29 (2000)
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[Publications] 原田民司郎,平野宗夫,川原恵一郎: "雲仙・水無川における土石流の流出特性と流出解析"砂防学会誌. 52・1. 3-9 (1999)