2001 Fiscal Year Annual Research Report
打放しコンクリート建物の表面表層部の補修再生に関する研究
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10650577
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Research Institution | NIIGATA INSTETUTE OF TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
地濃 茂雄 新潟工科大学, 工学部, 教授 (60016673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富永 禎秀 新潟工科大学, 工学部, 助教授 (00278079)
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Keywords | 打放しコンクリート / コンクリートの色差 / 塩分侵入 / 表面仕上げ / 表層部の不具合 / 表層部の密実性 / 耐久性 / 補修再生工法 |
Research Abstract |
コンクリートの表面・表層部が打放しコンクリート構造物の耐久性や意匠性に関わる極めて重要な部位であることに着目し、新潟、浜松および沖縄地域における2年間の暴露実験結果から表面仕上げを施すことの有効性を確認した。 なかでも地域別での色差の測定結果では、概して気候に支配され、浜松、新潟、沖縄の順に色差は大きくなった。 沖縄における塩分侵入の実験では、表面仕上げによる抑制効果は認められたが、材料工法の種別においては相違が認められた。 そして、本研究の最終年度であることから、既に基礎的実験により明らかにした補修再生工法に供する材料性能や実態調査結果、さらには表面汚染の発生機構の定量化などの研究成果を踏まえ、1.打放しコンクリートの表面・表層部の不具合および劣化事象2.表層部の密実性と表層特性3.表面汚染発生(経年劣化)機構の定量化4.意匠性の回復および耐久性の向上に関する対策について総括し、打放しコンクリート建物の表面・表層部の補修再生工法を提案した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 地濃 茂雄: "コンクリート表層を支える技術"建築技術. 第611号. 96-101 (2001)
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[Publications] 寺澤 巧, 富永 禎秀, 地濃 茂雄: "建物および屋外設備の劣化・損傷に関わる気流分布の解析"日本建築学会北陸支部研究報告集. 第44号. 1-4 (2001)
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[Publications] 地濃 茂雄, 吉田 晃: "コンクリート打放し面の視覚的不具合と対策"日本インテリア学会研究発表梗概集. 第13号. 43-44 (2001)
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[Publications] 吉田 晃, 地濃 茂雄: "コンクリート打放しに似せた意匠パネルの開発"日本インテリア学会研究発表梗概集. 第13号. 45-46 (2001)
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[Publications] 佐藤 誉幸, 地濃 茂雄: "打放しコンクリートの不具合に関する2、3の実験"日本建築学会北陸支部研究報告集. 第45号(印刷中). (2002)