1999 Fiscal Year Annual Research Report
GPSとGISの複合システムを用いた都市空間の記述に関する研究
Project/Area Number |
10650601
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Research Institution | University of Tokyo |
Principal Investigator |
曲渕 英邦 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60219293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
郷田 桃代 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50242128)
及川 清昭 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (00168840)
藤井 明 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (20126155)
大河内 学 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20302630)
今井 公太郎 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20262123)
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Keywords | GPS / GIS / 都市空間 / 空間記述 |
Research Abstract |
本研究はハンディなGPS装置を用いて都市内の移動体の軌跡を経時的に捕捉・蓄積しながら,それを都市空間の地理的情報とGIS上で統合し,いわば都市の「もの」と「こと」の両面から,複雑な都市空間の様相の記述を試みることを目的として,平成10年度より2年間の予定で行われてきた。この2年間に小型GPS装置を核としたデータの収集装置,GISシステムと連動したGPSデータの誤差補正システムの開発,東京都心部の建物等に関する経年的変化の情報を含んだ地理情報の構築などを遂行した。 一方,これらの統合のケーススタディとして提案した,東京のタクシー運行システムへの搭載は内害のさまざまな問題から難航している。そこで,タクシーシステムへの適用の推進と並行して,これらのシステムを歩行者の移動に適用し,当初の目的を果たすべく研究を展開してきた。新たに提案するシステムは歩行経路の捕捉を既存の地図を利用せずに行える,という点から行動者にとって未知の地点における空間理解の過程をリアルタイムに追跡できるという興味深い性質を持っている。具体的には,ベトナム・ハノイ,トルコ・イスタンブール,シリア・ダマスカス,といった諸都市の都市空間の実地調査において上記システムの適用を図り,それぞれの都市空間におけるGISデータ化の作業を完了した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 張希実子、藤井明、曲渕英邦、伊藤香織: "街路の階層化による商業空間の記述"日本建築学会大会学術講演梗概集. F-1. 65-66 (1999)
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[Publications] 伊藤香織、曲渕英邦、松田達: "店舗配置にみる都市の空間構造 秋葉原電気街の業種構成にかんする情報量を用いた分析"日本建築学会大会学術講演梗概集. F-1. 63-64 (1999)
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[Publications] 松田達、藤井明、曲渕英邦、張希実子: "グリッド都市論"日本建築学会大会学術講演梗概集. F-1. 69-70 (1999)
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[Publications] 郷田桃代、藤井明、曲渕英邦、大河内学: "都市空間の空隙に関する形態学的研究 その10 高度による空隙分布の変化に関する考察"日本建築学会大会学術講演梗概集. F-1. 59-60 (1999)
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[Publications] 大河内学、藤井明、曲渕英邦、郷田桃代: "都市空間の歩行者分布に関する調査分析 その4 歩行者分布の基礎的なシミュレーション"日本建築学会大会学術講演梗概集. F-1. 53-54 (1999)