1998 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータネットワークを活用した世界の伝統的集落に関するデータベースの作成
Project/Area Number |
10650602
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤井 明 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (20126155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 公太郎 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20262123)
郷田 桃代 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50242128)
及川 清昭 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (00168840)
曲渕 英邦 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60219293)
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Keywords | コンピュータネットワーク / 集落 / データベース |
Research Abstract |
本年度は、世界の伝統的な集落について、標準的なデータベースの作成を試みた。具体的な手順は以下のとおりである。 l) 資料の整理・収集 これまでに実施された集落調査のカラースライド、図面、地図をスライドスキャナとイメージスキャナによってハードディスクに記録した。同時に、関連文献などのドキュメントや、各集落の分析で得られた結果の数値データなども併せて入力した。また、ビデオ撮影されたデータについて、各カットごとにインデックスシグナルを打ち込み、カットナンバーと内容の対応表をディスクに記録するための下準備を行った。 2) データベースの作成 検索に必要となる項目をピックアップし、それぞれについてキーワード検索、ソーティング表示が高速に行えるようなデータベースの作成を試みた。現段階では、モニター上に画像情報を表示するだけでなく、地図やドキュメントを同時に表示したり、ビデオテープのダビングやスライドのカラーハードコピーが可能なシステムを考案中である。 また、幾何学的手法を適用するために必要な数値(住居間の距離、住居を構成する部屋の面積)ついて、画面に表示された画像からマウスを用いて直接ファイルに落とすことができる簡易な積算プログラムを作成した。これは、いずれデータベースに組み込まれる予定である。 さらに、集落における様々な指標に従って、データベースの分類・ソーティングを行うために、当研究室で展開してきたグラフ理論による集落の複雑さの計量などの分析指標を整理した。
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[Publications] 藤井明・及川清昭・槻橋修・橋本慶一郎・中山純一: "イスラム圏の伝統的集落における高密度居住形態に関する研究" 日住宅総合研究財団 研究年報. No.24. 107-116 (1998)
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[Publications] 王YUN・藤井明・曲渕英邦・槻橋修・山中新太郎: "集落配置図における住居面積に関する研究『空間概念と集落構造』の研究その4" 日本建築学会大会学術講演梗概集. E-2. 25-26 (1998)
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[Publications] 槻橋修・藤井明・曲渕英邦・王YUN・橋本慶一郎: "伝統的集落の形態に関する研究(その2)イエメンの二都市にみる高密度な居住形態について" 日本建築学会大会学術講演梗概集. E-2. 27-28 (1998)
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[Publications] 藤井明: "住まい方の文化" 東京大学生産技術研究所 生産研究. 50巻・10号. 339-347 (1998)
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[Publications] 岸本達也・古谷和仁・藤井明: "距離のべき乗和を最小化する施設群の最適配置問題" 日本建築学会大会学術講演梗概集. F-2. 429-430 (1998)
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[Publications] 及川清昭・金塚英雄: "ランドスケープの可視領域に関する数理的考察" 日本建築学会大会学術講演梗概集. F-1. 623-624 (1998)