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1999 Fiscal Year Annual Research Report

オブジェクト指向による高機能な状態図データベースの開発

Research Project

Project/Area Number 10650686
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

小野 陽  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40111249)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 貝沼 亮介  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20202004)
大谷 博司  東北大学, 学際科学研究センター, 助教授 (70176923)
石田 清仁  東北大学, 未来科学技術協同研究センター, 教授 (20151368)
Keywords状態図 / 鉄基二元系状態図 / データベース / オントロジー
Research Abstract

本研究の作業は、1)データベースサービス実験を行うデータベースシステムプログラムの整備、2)状態図データを格納するためのデータ構造の検討、3)状態図データの入力と実験データベースサービスの三つの要素からなる。
1)について、表現力の増大や検索機能の拡充を計るためのシステム機能の拡充と、バグの修正、高速化・大容量化のための改造をあわせて、約50項目のシステム修正を行い、データの入力、修正、それにデータベースサービスの実施に差し支えない程度の完成度に達したと考えられる。
2)について、本研究のオブジェクト指向の仕組みと、オントロジの関係を検討し、ここで構築するデータ構造が状態図ならびそれに関係する事物のオントロジの役割を果たせることを見いだした。そのような観点から、擬二元系、二元系、等温など各種状態図、合金系、状態図上の相領域、相、結晶構造、物質、化合物、単体、元素などを、それらの間の関係についての物理的な理解と一致する形式で記録するためのクラスとその構造を提案した。
3)について、試験的に鉄基合金の二元系状態図、そこに現れるすべての相とその構造データを上のデータ構造を用いて入力し、その構造がこれらのデータを収納し、また利用者が発想すると思われる自由で、多様な条件での検索を処理するのにおおむね適していることを確認した。しかし、例えば結晶構造が確定していない相を探すなど、より高度な検索を可能にするための改良の必要も見いだされ、今後の課題とされている。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 小野 陽: "Ontology for Phase Diagram Databases"Proc.IPMM^!99 CD-ROM (ISBN 0-7803-5490-7). (1999)

  • [Publications] 小野 陽: "MOODによる状態図データベース I.状態図のオントロジー"日本鉄鋼協会研究会成果報告書. (印刷中). (1999)

  • [Publications] 小野 陽: "MOODによる状態図データベース II.鉄合金状態図の実験的"日本鉄鋼協会研究会成果報告書. (印刷中). (1999)

  • [Publications] 小野 陽: "Open Source Software at ftp.//UU.NET,etc."MOOD-SX Source Program Package Version 0.9.5,6,7. 1.1MByte (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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