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1999 Fiscal Year Annual Research Report

製鋼スラグを用いた高強度材料の開発

Research Project

Project/Area Number 10650731
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

後藤 誠史  山口大学, 工学部, 教授 (00016817)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井奥 洪二  山口大学, 工学部, 助教授 (60212726)
Keywords製鋼スラグ / 人工砂 / 炭酸ガス固定 / 高強度材料 / 硬さ分布
Research Abstract

有効利用率の低い製鋼スラグと地球温暖化に影響を与えている炭酸ガスを反応させ、高強度材料を得るための基礎研究を行った。ポルトランドセメントの主要鉱物であるカルシウムシリケート化合物(Ca_3SiO_5、Ca_2SiO_4)は、炭酸化反応により硬化することがしられており、本研究では、それらを含む製鋼スラグ粉末を用い、パン型ペレタイザーにより造粒し、炭酸化させ、砂を合成した。川砂は、枯渇資源の一つであり、海砂が多量に使用されているが、塩分含有の問題、また、広島県が進めている海浜保護の問題から、その利用が難しくなっているものである。本研究はこれを人工砂でカバーしようとするものである。
砂の作製にはパン型ペレタイザーを試作し用いた。これによれば、粉未の投入量、造粒時間を変化させることで、直径5〜10mmの骨材を作ることも、1mm程度の砂を作ることもできる。造粘粒子の表面と内部の炭酸化状態には分布があり、炭酸化した粒子を研磨し、粒子断面の炭酸化による硬度の分布を、ヴィッカース硬度計により測定した。
スラグ粉未に接した水は、スラグの種類によっては、pH13にも達するが、これはおおよそ溶出したCaO量による。炭酸化することにより、pHは10〜11に低下させることができる。このため、炭酸化したスラグ砂は、単独で用いることも可能であり、モルタル、あるいは、コンクリート用としても利用の期待ができる。次年度には、砂を多量に作り、モルタルとしての性能試験、微量成分の環境への溶出などそくていするよていである。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 後藤誠史: "炭酸硬化させたセメント成形体中のガラスの耐久性"Journal of the Society of Inorganic Materials,Japan. Vol.7,May. (2000)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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