1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10660008
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
一井 眞比古 香川大学, 農学部, 教授 (50036076)
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Keywords | イネ / 根 / 伸長性 / DNA / Oryza sativa / RFLP |
Research Abstract |
植物の根の伸長は,花の分化や発達と同様,定められた遺伝的プログラムによって制御されていると思われるが,その遺伝的制御機構はほとんど明かにされていない.筆者らは,世界で最も重要な作物のひとつであり,また単子葉植物のモデル植物としても注目されているイネに着目し,M_2幼植物集団から選抜した根の伸長性に関する多様な突然変異体を活用してイネの根の伸長性に関わる遺伝的プログラムを解明しようとする. 短根遺伝子srt-1及びsrt-4のRFLPマッピングを行った.まず,DNAマーカーを選抜するため,srt-1及びsrt-4それぞれをもつ突然変異系統RM1及びRM10並びにインディカ品種カサラスからCTAB法で抽出したゲノミックDNAを4種類の制限酵素で消化し,アガロースゲルで泳動後ナイロンメンブレンに転写し,サザンブロットを行う.プローブにはECL核酸標識キットで標識したRFLP-Landmarker set 1及びset 2(イネゲノム研究チームから分譲)を用いた.なお,1染色体当り5つのRFLPマーカーの選抜を目標に実験を行った.次に,短根遺伝子のマッピングを行うため,供試突然変異系統とカサラスとのF_2150個体の葉身からDNAを抽出し,先に選抜したDNAマーカーのRFLPを調査すると共に,個体別に採種したF_3系統における根長の分離を調査した.さらに,F_2のRFLPマーカーの分離とF_3系統における分離形質との連鎖分析結果から短根遺伝子座のマッピングを行った.
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