1999 Fiscal Year Annual Research Report
幼胚培養及び複二倍体作出による黄色花ツバキ品種の育成
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10660021
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture & Technology |
Principal Investigator |
箱田 直紀 東京農工大学, 農学部, 教授 (00014952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桐野 秋豊 桐野椿研究所, 所長
荻原 勲 東京農工大学, 農学部, 助教授 (80204113)
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Keywords | ツバキ / 種間雑種 / 胚培養 / 複二倍体 / 形態特性 / 雑種検定 / PCR |
Research Abstract |
前年度からのの研究を継続するとともに、本年度はとくに以下の項目について詳細な調査を実施した。 1.雑種の幼胚培養系の確立 ヤブツバキとキンカチャとの交雑胚の胚培養における摘出適期や培地条件については前年度に実施したが、本年度はその確認実験を継続するとともに、主として不定胚の誘導条件と発根条件について調査した。これらの結果、ヤブツバキとキンカチャとの雑種を確実に得ることが可能となった。 2.雑種個体の特性調査 雑種個体の形態特性調査を継続し、とくに気孔周辺構造や花粉の微細構造から雑種の特性を明らかにした。また、これらの結果をもとに種間交雑における形質遺伝の特性を明らかにした。 3.葉緑体DNAのPCR-RFLP分析によるツバキ属の分類とその応用 ツバキ属の分類と雑種性検定を目的として、葉緑体DNAの遺伝子領域のPCR-RFLP分析を行った結果、分類学上の節や種によるバンドパターンにはそれぞれ特徴があり、系統分類や雑種の検定に本手法が利用できることが明らかとなった。
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Research Products
(1 results)