1999 Fiscal Year Annual Research Report
抗ジベレリン剤によるデンドロビウムのパルブ熟期の調節
Project/Area Number |
10660027
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
五井 正憲 香川大学, 農学部, 教授 (30035993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 あつし 香川大学, 農学部, 教授 (70036044)
深井 誠一 香川大学, 農学部, 教授 (80228858)
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Keywords | デンドロビウム / 抗ジベレリン剤 / ウニコナゾール |
Research Abstract |
促成栽培におけるウニコナゾールによる草姿改善の適応性を確認するため、ノビル系デンドロビウム・'ピンクドールエレガンス'を用い、ウニコナゾール12.5ppm,2回処理をして25℃加温開始日を2月10日または3月17日、9月20日から10月24日まで山上げし、再び18℃加温開始開始を10月25日または11月4日とした。その結果、加温開始からの到花日数は10月促成区で51日、11月区で45日であった。また、2月から加温した区で開花が早まる傾向にあった。一方ウニコナゾール処理により、バルブは著しく矮化しかつ肥大した。過剰な肥大のため葉が節より離脱するものが多数見られた。開花は無処理と同様の傾向が見られたが開花節率、23-49%と低くかつばらついた。 ウニコナゾール処理の残効性を確かめるため、前年の2,4,5,7月にリードに12.5ppm,2回処理または25ppm,1回処理した植物の次世代バルブの生育と開花を調査した。前年の早い時期にウニコナゾール処理した区ほど草丈の伸長が抑制された。止め葉の発生、開花ともにウニコナゾール処理が早い区ほど早くなった。開花節率は差が見られなかった。 夏季の強遮光とウニコナゾール処理の組み合わせによる開花促進を検討するため、ユキダルマキングを用い、2月と4月に12.5ppm,2回処理を行い7月9日より40%または70%遮光下の戸外で11月26日まで栽培、その後18℃に加温した。ウニコナゾール処理によりバルブの伸長は90%に抑制された。開花は70%遮光、ウニコナゾール処理区でやや早まったが、開花節率はやや低下した。
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