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1998 Fiscal Year Annual Research Report

ジーンターゲティングによるマウスペプチジルアルギニンデイミナーゼ遺伝子の機能解明

Research Project

Project/Area Number 10660071
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

高原 英成  茨城大学, 農学部, 教授 (30122063)

Keywordsジーンターゲティング / マウス / ペプチジルアルギニンデイミナーゼ / ノックアウトマウス
Research Abstract

ペプチジルアルギニシデイミナーゼ[Peptidylarginine deiminase](以下PADと略記)は蛋白質のArg残基を脱イミノ反応によりCit残基に変換する蛋白質修飾酵素であり、その生理機能について大変興味が持たれる。PADには4種類のアイソタイプ(TypeI,II,III,IV)が存在するが、先に、我々はこらら全てのアイソタイプのcDNAクローニングに成功し、その全塩基配列及び推定アミノ酸配列を決定した。本研究は、ジーンターゲティングによりPAD遺伝子をノックアウトした変異マウスを作製、ついで同変異マウスの表現型の詳細な解析から本酵素の生理機能を解明することを目的としている。本年度は、マウスPAD各アイソタイプ遺伝子のターゲティングベクターを作製するため、まず各PAD遺伝子断片をマウスゲノミックライブラリーよりクローニングした。その結果、既に得ているPAD Type II遺伝子に加え、残る全てのアイソタイプ遺伝子のクローニングに成功した。これらPAD遺伝子断片は、何れも各PADの発現制御領域であることから、その塩基配列を詳細に解読し、各アイソタイプ遺伝子の発現制御領域の特色を明らかにした。ターゲティングベクターを作製するためには、さらに相同組換えES細胞由来の長鎖PAD遺伝子を得る必要がある。そこで、クローン化された各PAD遺伝子をプローブとして、ES-129/SvJ BACライブラリーをスクリーニングしたところ、各アイソタイプの長鎖遺伝子のクローンを得ることが出来た。現在、これらの遺伝子の塩基配列の解明、ターゲティングベクターを作製するのに適した領域のデザイン並びに構築を行っている。また、本研究では併せて、各PADアイソタイプ遺伝子の染色体座位についても解析した。FISH法を用いて分析した結果、Type IとIIIは4D、Type IVは4D3、Type IIは4E1に座位し、何れもシングルコピージーンであることが解明できた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 池尻泰子: "マウスPeptidylarginine deiminase Typelと推定されるcDNAのクローニング" 生化学. 70巻・8号. 844 (1998)

  • [Publications] 山木綾子: "Peptidylarginine deiminase遺伝子の組織特異的発現調節機構" 日本農芸化学会誌. 73巻. 50 (1999)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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