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1998 Fiscal Year Annual Research Report

食品中の変異原性を迅速に測定するシステムの開発

Research Project

Project/Area Number 10660195
Research Institution東京水産大学

Principal Investigator

林 哲仁  東京水産大学, 水産学部, 教授 (00173013)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 任 恵峰  東京水産大学, 水産学部, 学振外国人 特別研究
Keywords変異原性試験 / 前進突然変異試験法 / 呼吸活性 / 迅速化
Research Abstract

発がん性スクリーニングにはエイムス法が一般的だが、試料中に遊離ヒスチジンの混在は許されず、72時間の培養時間も避けらない。多数の食品試料の変異原性を短時間、かつ高感度に測定するために、前進突然変異試験(FM)法と電気的デバイスを組み合わせ、従来4-5日間を要していたFM試験を1-2日間程度に短縮する、変異原性迅速測定システムを開発しようと本研究を行った。菌の呼吸活性から変異原性を測定しようとする試みは、既に十数年前に報告が2例あるが、エイムス法で推奨する菌株を採用し、原理的には測定可能であるとの報告に止まっており、実際に天然物の変異原性を測定Dきるまでには至っていない。一方、FM法に関してはかなり良く研究されており、当研究室でさらに簡便化・微小化にも成功している。
そこで初年度は直接変異原性物質を対象として、菌と試料の反応要件を検討した。その内容は次の通りである。1)菌の固定化方法:孔径0.45mmメンブラン上に吸引濾過固定[確定]、2)呼吸活性測定環境の最適組成と電流減少値の安定に要する時間:数分間で安定化[確定]、3)呼吸活性測定時の至適温度:30℃が至適[確定]、4)一定の試験菌に必要十分な抗生物質(8-AG)の量および処理に要する至適反応時間:菌数が7x10^5個の場合で8-AG 1mg添加が至適[確定]、5)変異菌の呼吸活性を検出可能になるまでの必要な増殖時間:0.5-8時間の範囲では培養条件を変えても、センサでの呼吸活性の差を検出できなかった[未解決]、6)試験菌に対する毒性の補正方法:前段階が未解決であるので、この部分は未着手。
次年度は未解決の上記問題点の解明に当たると同時に、本研究申請後にISOに採択(ISO/TC147/SC5)されたumu試験法のセンサ化も追加して研究を行い、期間内に変異原性迅速測定システム開発を成功させたい。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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