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1998 Fiscal Year Annual Research Report

衛星データを用いた斜面崩壊ハザートマップの作成

Research Project

Project/Area Number 10660234
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

石黒 悦爾  鹿児島大学, 農学部, 助教授 (00041658)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺岡 行雄  鹿児島大学, 農学部, 講師 (40264105)
佐藤 宗治  鹿児島大学, 農学部, 教授 (20154106)
Keywordsリモートセンシング / Lendsat-5 / TM / 斜面崩壊 / 地震 / 分光反射率 / 水ストレス / 樹木の活性度の変化 / NDVI
Research Abstract

1993年3月26日に鹿児島県北西部に発生した地震により、今後地滑りの危険箇所の抽出の可能性を衛星データを用いて検討した。
1. 携帯用分光反射率計(阿部設計、Model:2706)を用いて、水ストレスを与えた樹木の分光反射率(400〜1050nm)を測定し、L-5/TMの各バンドに対応した平均反射率に換算すると、NDVI値に強く反映されることが明らかとなった。
2. 植物の活性度の変化をVR値[VR=100x(NDVI_B-NDVI_A)/NDVI_B、ここで、NDVI_BとNDVI_Aはそれぞれ地震前と後のNDVI値]で定義し衛星データに適用した。
3. L-5/TMデータのフルシーンに幾何補正を行い、トレーニングアリアとしての宮之城町周辺部に対して、土地被覆分類を行った後、森林部分のみを解析対象エリアとした。これらのエリアにNDVI処理を行った後、VR演算を行うと、地震後に樹木の活性度が低下した地域を表示することが可能となった、
4. 衛星による観測日と現地調査の時間的遅れにより、余震や降雨等により新たな崩壊地が出現したため、好ましい抽出精度は得られなかったが、崩壊危険区域の抽出の可能性が示された。
山林の崩壊は、降雨強度や総雨量に大きく影響を受けるが、地層や斜面の勾配にも左右されることは明らかである。次年度以降は、数値標高データにより斜面の勾配を推定したり、地質図等のデータをGISとして用いることにより、より高い精度の抽出に努める。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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