1998 Fiscal Year Annual Research Report
食虫類・スンクスにおけるサテライトDNAの分離とその解析
Project/Area Number |
10660281
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
神田 尚俊 東京農工大学, 農学部, 教授 (40075429)
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Keywords | 食虫類 / スンクス / 染色体 / セントロメア / サテライトDNA / マイクロサテライト |
Research Abstract |
食虫類は進化的に、哺乳動物進化の根幹に位置づけられている生物種である。本研究では多様な塩基配列を有する哺乳動物のセントロメア・サテライトDNAの進化を探る目的で、実験動物化された食虫類スンクスのゲノムDNAよりサテライトDNAを分離しその解析と染色体マッピングを行っている。スンクスのDNAを制限酵素BamHIで消化しアガロース電気泳動にかけると顕著な4本のバンドが観察される。各バンドを構成するDNAを分離し、遺伝子ライブラリーを作製、6種の異なるクローン(pSB1、pSB2a、pSB2b、pSB2c、pSB3、pSB4)を分離した。1.3kbのサテライトバンドからは大きさがわずかに異なる3種のクローンが分離された(2a、2b、2c)。これらのすべてのクローンについて、蛍光in situ ハイブリダイゼーションを行い、染色体上の分布を調べたところ、すべてのクローンは染色体のセンロメアに局在することが明らかになり、目的のサテライトDNAであった。分離したクローンのうち最も大きな1.8kbのサテライトの塩基配列を決めたところ、この中にマイクロサテライト(TTC)が21コピー存在していた。合成オリゴ(TTC)6は他の5つのクローンとも強くハイブリダイズする事から、スンクスのサテライトDNAは相当量の(TTC)nを含むことが明らかである。現在までのところ(TTC)nを含んだセンロメア・サテライトDNAの報告はない。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Motomura,S.et al.: "Inhibition of P-glycoprotein and recovery of drug sensitivity of human acute leukemic blast cells" Blood. 91. 3163-3171 (1998)
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[Publications] Phipps M.et al.: "A preliminary report on DNA sequence analysis of whale meat and whale meat products collected in Japan" TRAFFIC Bulletin. 17. 91-94 (1998)