1999 Fiscal Year Annual Research Report
骨格筋筋原線維のATPase活性と収縮特性に及ぼす代謝産物の影響
Project/Area Number |
10670048
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
杉 晴夫 帝京大学, 医学部, 教授 (20082076)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白川 伊吹 帝京大学, 医学部, 助手 (80236190)
茶圓 茂 帝京大学, 医学部, 講師 (60142452)
小林 孝和 帝京大学, 医学部, 講師 (00112756)
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Keywords | 筋収縮 / ATPase活性 / 収縮特性 / 筋疲労 / 筋代謝産物 |
Research Abstract |
平成11年度に得られた成果は以下のように要約される。 1.ウサギ長腰筋から作製したグリセリン抽出単一筋線維のCa^<2+>による等尺性張力発生中の張力、筋線維スティフネス(振幅、筋線維静止長の0.1%;周波数、1kHzにより測定)及びATPase活性吸光度を二波長分光光時計により測定)を同時記録することにより、これらの値に及ぼす乳酸(L(+)-lactate)の影響を詳細に調べた。 2.乳酸濃度の5mMから25mMへの増加により、筋線維の収縮張力とスティフネスはほぼ平行して2〜15%減少した。 3.筋線維を活性化するCa^<2+>濃度を変化させて張力-pCa曲線を求めたところ、乳酸の影響はみとめられなかった。 4.同様にATPase活性-pCa曲線を求めたところ、やはり乳酸の影響はみとめられなかった。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Kobayashi T.,Ueno,S.,Seki,Y and Sugi,H.: "Effect of L(+)-lactate on contractility and ATPase activity of skeletal muscle fibers"Japanese Journal of Physiology. 48. S93 (1999)