1999 Fiscal Year Annual Research Report
アクチグラフを用いた睡眠の騒音環境への慣れに関する研究
Project/Area Number |
10670314
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
川田 智之 群馬大学, 医学部, 助教授 (00224791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹澤 吉明 群馬大学, 医学部, 助手 (50292587)
鈴木 庄亮 群馬大学, 医学部, 教授 (40010011)
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Keywords | 騒音 / 睡眠 / 慣れ / 個人差 / 体動 / ポリグラフ |
Research Abstract |
睡眠の道路交通騒音環境への慣れの進行とその程度を,腕時計型体動検出器で求めた終夜体動,および睡眠ポリグラフから求めた入眠潜時と筋電位積分値で検討した. 被験者は健常な男子学生2名(C,D)で,各人のげ17夜(曝露10夜,非曝露7夜)の測定を実験室で行った.まず非連続で非騒音曝露4夜,次に連続で騒音曝露環境下10夜と非曝露3夜を測定した.録音再生道路交通騒音は都内環状七号線に面したビジネスホテルの道路側2階の部屋で,22:00から翌朝7:00まで,窓を全開にして終夜録音したものをレベルダウンし,時間経過そのままに終夜曝露した.電極装着後23時就床8時起床とした.睡眠ポリグラフ測定は,睡眠脳波アトラスに従った.筋電位積分値はサンプル周期100Hz,筋電位(μV)を1分間加算して求めた.ACTIWATCH^<【○!R】>はサンプル周期32Hz,感度0.05g,測定単位1分とし,被験者が自分で非利き腕手首に,実験期間中昼夜継続して装着した.時系列解析は,測定夜序数に対する各指標の回帰分析を行った. 筋電位積分値,入眠潜時,終夜体動%は2名とも経日的に一定の増域傾向を認めなかった.終夜体動%と筋電位積分値には被験者Cのみ有為の相関関係が認められた. 3+4期,レム期,およびMT期それぞれについて,体動の有無との関連性を検討した.被験者C,Dでは,MT期でそれ以外の睡眠段階よりも体動が有意に多かった.被験者Dは,REM期でそれ以外の睡眠段階よりも体動が有意に多かったが.被験者Cでは逆に有意に少なかった.被験者Dでは3+4期の体動が有意に減少した. 以上,結果に個人差が認められ,例数を重ねた検討が必要と思われる.
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Research Products
(1 results)
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[Publications] 辛鵬,川田智之,笹澤吉明,鈴木庄亮: "Habituation of Sleep Road Traffic Noise Assessed by Pdygraphy and Rating Scale"Journal of Occupational Health. 42(1). (2000)