1999 Fiscal Year Annual Research Report
男子大学生のライフスタイルの変化が動脈硬化性疾患の危険因子の変化に及ぼす影響-在学時3年間のマホート研究及び介入研究-
Project/Area Number |
10670339
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
小林 敏生 福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (20251069)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅村 詩子 東京文化短期大学, 家政科, 教授 (50269437)
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Keywords | ライフスタイル / 食習慣 / 動脈硬化性疾患 / 大学生 / 危険因子 / フィブリノーゲン / 血清脂質 / 生活習慣 |
Research Abstract |
都内在住の男子大学生で入学時健康診断を受診した者のうち、4年時の定期健康診断を再度受診した74名(追跡率74/85=87.0%:4年時平均年齢22.3歳)を対象とし、入学時から4年時にいたる間の食習慣を中心としたライフスタイル、および動脈硬化性疾患危険因子のうちの体脂肪率、血圧、血清脂質および血漿フィブリノーゲン(FIB)の変化について、同一コホート内での検討を行った。 4年生においては、1年生と比べて朝食を抜く者(84.9% vs 59.4%)、夜食を取る者(83.6% vs 60.3%)、外食する者(82.2% vs 66.2%)の割合が有意に増加した。また4年時においては1年時と比べて魚介類、野菜類の摂取頻度が有意に減少し、油脂類の摂取頻度は有意に増加した。また常用飲酒者(87.7% vs 70.3%)および喫煙者の割合(63.0% vs 25.7%)は4年時に有意に増加した。動脈硬化性疾患危険因子のうち、最小血圧(68.1mmHg vs 64.9mmHg)およびFIB(244.4mg/dl vs 222.3mg/dl)について4年時は1年時と比較して有意な上昇を認めたが、最大血圧、体脂肪率、血清 T-chol、HDL-cholの平均値に変化はみられなかった。また魚介類の摂取頻度が1年時と比べて4年時で減少した者(n=42)においては、増加あるいは不変であった者(n=30)と比較して、1年時のFIBには差を認めなかったが、4年時では有意に高値を示した。(259.0mg/dl vs 222.1mg/dl)。 男子大学生においては、循環器疾患予防の観点よりみて4年時は1年時と比較して、食習慣、ライフスタイルの悪化を認め、それが動脈硬化性疾患の危険因子の増大に反映している可能性が示された。
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Research Products
(2 results)