1999 Fiscal Year Annual Research Report
HCV不顕性感染者における肝炎発症予防と進展防止のための生活管理方法の確立
Project/Area Number |
10670345
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
太田 節子 信州大学, 医学部・公衆衛生, 助手 (90143974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
那須 民江 信州大学, 医学部・衛生学, 講師 (10020794)
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Keywords | C型肝炎ウイルス(HCV) / 流行地域住民 / 不顕性感染者 / HCV抗体 / 発症、進展予防 / 飲酒習慣 / 肝機能値 / 肝がん、肝硬変死亡 |
Research Abstract |
本研究は、HCV抗体陽性率の高い長野県A町B地区及びC地区をモデル地区として、HCV感染者の肝炎発症予防としての飲酒・労働を中心とした生活管理指導を行い、健康管理システムを確立することを目的としている。 HCV抗体存在下で肝炎を促進させる食生活因子(飲酒習慣、栄養状態など)、生活要因および労働形態を明らかにするため、生活状況に関する疫学調査を実施した(1998年8月)。 1.HCV抗体陽性で10年前肝機能値が高い群でも飲酒習慣の程度が少なかった人は肝機能値が安定方向に推移し、現在は10年前より有意に低い値を示した。しかし継続した飲酒習慣者は肝機能値の変動が大きく不安定なままであった。 2.対象地域の肝癌、肝硬変死亡は増加傾向にあり、最近3年間の死亡原因の約3割が肝癌・肝硬変であった。特に、女性の肝癌・肝硬変死亡は男性より多く、その平均死亡年齢は男性より低かった。 疫学調査に関しては、飲酒量と肝機能値、C抗体価の関係に於て、労働や栄養摂取状況、特に炭水化物、砂糖分、蛋白質、脂肪の摂取の影響などについて更なる解析を継続している。
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Research Products
(2 results)