• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

MRI装置を用いた肩凝りの客観化と鍼刺激効果の研究

Research Project

Project/Area Number 10670370
Research InstitutionMeiji College of Oriental Medicine

Principal Investigator

佐々木 和郎  明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 助教授 (20170665)

KeywordsMRI / Magnetization transfer / 肩こり / 骨格筋 / 筋硬結部
Research Abstract

研究目的
MRIによる筋硬結部の検討を行い筋硬結部が確実に画像化できるよう各種、撮像条件の基礎的検討を行った。
方法
MRIを使用しMT(Magnetization Transfer:以下MTと略す)による組織の状態を画像化できる新しい撮影方法を試みた。MTとはMagnetization Transferの略で高分子と水の相互作用を利用した新しいMR撮像法である。これにより肩こり患者が訴える肩こり感とMT画像との対応を観察し比較検討した。肩凝りを訴える患者10名で撮像条件を設定し測定を行った。撮影前の準備では、油脂を封入した直径7mmのガラス性カプセルを筋硬結部と非硬結部の皮膚面上に張りつけマーカーとした。筋硬結部と非硬結部の決定は鍼灸臨床経験20年以上の者1名が行い。筋硬結部は肩こりが強い側で最も硬い部位1カ所とした。非硬結部も1カ所とし筋硬結部と同側の肩とした。
結果
骨格筋の組織の状態を画像化するため各種撮像条件を設定し検討した。その結果、Tl強調画像、MTを組み合わせる事が最適と解った。肩こりでは運動の制限されたプロトン(Hr)が筋硬結部に多いのではないかとの仮説を立てた。しかし、今回の結果ではMTRの値が非硬結部に比べて筋硬結部では小さく、自由水と高分子の結合水の交換が少ない、つまり結合水が少ないことが示唆された。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi