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1998 Fiscal Year Annual Research Report

LDLRおよびApo蛋白E遺伝子座位の多型性と致死性血管障害との関連性

Research Project

Project/Area Number 10670400
Research InstitutionSaitama Medical University

Principal Investigator

原 正昭  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (50129160)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 篠塚 達雄  慶応義塾大学, 医学部, 講師 (70095610)
木戸 啓  山梨医科大学, 医学部, 助教授 (60021440)
高田 綾  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (30245196)
根本 健  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (40267571)
齋藤 一之  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (10215535)
KeywordsLDLR多型 / 心・大動脈疾患 / 疾患関連性
Research Abstract

LDLR多型と法医領域における致死的病態との疾患関連性について、AmpliTypc PMキットのLDLR多型をマーカーに用いて検討した。
1. 剖検事例274例(司法解剖=174,行政解剖=100)における対立遺伝子頻度はLDLR A=0.146、LDLR B=0.854と正常対照群(健康日本人のデータ)とほぼ同頻度を示した。また、剖検事例全体と正常対照群との2群間における遺伝子型分布の比較においても有意差(P=0.585)はなく、わずかに剖検事例群のLDLR AA型(0.040)が正常対照群(0.027)に比べ高値を示した。
2. 剖検事例群を外因死群と内因死群に分け、両群のLDLR遺伝子型分布及び対立遺伝子頻度を比較したところ、2群間の遺伝子型分布の比較で有意差(P=0.011)を認め、内因死群のLDLR AA型の頻度(0.080)が、外因死群(0.012)に比べ高頻度を示した。また、2群間における対立遺伝子頻度の比較では、有意差(P=0.095)は認められなかっが、内因死群のLDLR A頻度(0.196)が外因死群(0.111)に比べ高値を示した。
3. 死因分類別のLDLR対立遺伝子頻度の比較では、心・大動脈疾患群のLDLR Aの頻度が、頭部外傷群および血管損傷群に比べ、高頻度の傾向を示した(P=0.020,P=0.024)。とくに同疾患群内の急性大動脈解離と虚血性心疾患のLDLR Aの頻度が高く、両疾患の発生になんらかの遺伝的なLDLレセプターの異常が関与している可能性が示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 原 正昭 他: "日本人集団におけるLDLR多型と疾患関連性の検討" 法医学の実際と研究. 41. 21-26 (1998)

  • [Publications] 原 正昭 他: "LDLR多型と心・血管疾患による突然死との関連性" 第7回日本DNA多型学会. 発表. (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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